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第267回 ネマタの麻雀徒然草

第267回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

前回、第一ツモの後でも一巡以内のロンアガリなら地和(現在の人和)が成立した時期があるという話をしましたが、現在では「底和」というローカル役がこれに相当します。リンク先では親のアガリに限定されていますが、子でも成立するルールもあるようです。4翻役とありますが、リーチしていればダブルリーチと一発が必ず複合するのでこれだけで7翻役。ダブリーに字牌を切ってチートイツドラドラに振り込んだ経験がある方も多いと思いますが、このルールなら三倍満、裏が乗れば数え役満になってしまいます。

天地人和はポンチーカンが入ると成立しませんが、第一ツモでカンしてリンシャン牌でツモアガリした場合、「頭槓和」というローカル役満になるルールがあります。採用しない場合はメンゼンツモ、リンシャンで2翻止まり。この形でアガった人が居て、「それは天和にならないよ」と横槍が入った話が「麻雀放浪記」で出てきた記憶があります。このアガリが役満にならず悔しい思いをした人が、特別に役満にしようということで出来た役であろうことは想像に難くありません。

このアガリはまだ見たことがないですが、三麻で1巡目にを抜いてそのままツモアガリした方を見たことがあります。もちろん地和にはならずツモ平和ドラ1の700−1300(を抜いてツモアがってもリンシャンはつかないルール)。このアガリよりダブルリーチ平和のテンパイが勝るので、を抜かずにリーチした方がよかったですね。これがカンチャンテンパイなら、を抜いてリャンメンに変化する牌をツモる場合もあるので抜いた方がよいでしょうか。何気に難しい判断です。

配牌時にテンパイしていて打牌前にアガるのが天地人和なら、一巡目にテンパイしたにもかかわらず最後の最後でアガるのが「石の上にも三年」というローカル役満。採用しない場合はダブルリーチハイテイもしくはホウテイで3翻。諺がそのまま名前になっているいかにもなローカル役。流石に実際に採用されている例を見ることはないだろうと思っていたのですが、「雀魂」のイベント卓、「乱闘の間」で採用されていて驚きました。

私はダブルリーチして最後のツモ番でアガったことならありますが、海底牌でアガったことはまだ無し。実際に採用している卓でたまたまアガれることはまずないと思いますが、ローカル役を頭の片隅にでも覚えていると、達成できても点数の足しにはなりませんが少しだけ嬉しくなれます。それも麻雀の楽しみ方の一つですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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