女優でありプロ雀士という「一人二役」で、いずれは大きな舞台に立ちたい。そう願いながら活動を続けているのが、最高位戦日本プロ麻雀協会の西川莉子だ。役者の道を着実に歩んできた中で、プロ雀士に挑戦するのは少々唐突にも見えるかもしれない。だが、西川はかつてより、麻雀とは浅からぬつながりを持っていたのだ。本記事ではそんな西川のキャリアに迫っていきたい。
目次
西川莉子の基本情報・プロフィールデータ
名前 |
西川莉子(にしかわ・りこ) |
生年月日 |
6月15日 |
職業 |
女優、プロ雀士 |
出身地 |
大阪府 |
血液型 |
O型 |
趣味・特技 |
映画鑑賞、歌うこと、家庭菜園 |
本人公式SNS |
|
所属団体 |
最高位戦日本プロ麻雀協会 |
プロ入会年 |
2020年 |
これまで数々の映像作品に出演してきた西川。出演だけでなく制作スタッフとしても参加した映画「ひとくず」は、西川にとってひときわ思い入れが深い作品だ。本作は児童虐待を切り口にしながら家族の暖かさを描いた作品で、各地の映画祭でも高い評価を受けている。ディレクターズカット版は今なお全国各地の小劇場で上映され続けているので、西川の渾身の一作をぜひともご覧いただきたい。
経歴
2020年:最高位戦日本プロ麻雀協会第45期後期生としてデビュー
麻雀との出会い・きっかけ
大阪府出身の西川は10代の頃、梅田にある麻雀店でアルバイトとして働く日々を送っていた。勤務先に在籍していた女流プロ雀士がとても輝いて見え、その仕事に憧れを抱くこともあったという。そんな中、女優を目指して稽古や裏方の仕事に奔走していた西川は活躍の場を求めて上京し、順調にキャリアを重ねる。だが、DVD化される映画にも出演する機会を掴むようになった矢先、コロナ禍によって俳優としての活動が停滞してしまう。この期間に自分の歩んできた道を振り返っていると、かつて憧れていた女流プロへの思いがよみがえってきたという。その思いを胸に、西川は意を決して最高位戦日本プロ麻雀協会に入会。麻雀プロとしてのキャリアをスタートするのだった。
西川莉子の打ち方や雀風
リーチを目指し、門前重視でじっくりと手を伸ばしていくのが西川の雀風だ。ライバルの鳴き仕掛けが入っている場合でも、対子やペンチャンをほぐしてゆったりと手牌を整えていく。周囲の動向に流されることのない落ち着いた手順は、どこか新人離れしたものを感じさせる打ち筋だ。門前に固執しすぎるわけではなく、軽い仕掛けからアガリを優先して失点を抑える柔軟性も持ち合わせている。西川の麻雀はどんな進化を遂げていくのか、今後も目が離せない。
西川莉子の対局時の様子
夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2022 東京9組第3節3回戦 2021/8/12
出典元:https://www.youtube.com/watch?v=1m564MrJoWo
自身初の配信対局、加えてチームが連続ラスに沈んだ直後の登場とあって、明らかに緊張した面持ちで対局に臨んだ西川。だが、ひとたび対局が始まると自身の持ち味をいかんなく発揮した。南1局の親番では123の確定三色のアガリをものにすると、続く局ではカンチャンをツモって4000オール。トップ目で迎えたオーラス、親の中里春奈(最高位戦)に逆転を許すが、1本場で劇的な結末が待っていた。終盤でなんとかリーチまでこぎ着けたが、ツモるか中里から直撃しないと逆転できないという状況。勝負を決する大事な場面で西川が見せたのは、なんとも鮮やかなハイテイツモ。初の配信対局で、見事に逆転トップを飾った。
SNSでの評価・評判
SNS上では、西川の「女流プロ雀士」「女優」両方の姿について言及されていた。どちらでも話題になっているという事実は、西川が二足のわらじで奮闘を続けている証拠といえる。
今日は店のバイトの子と
— 花岡章生 (@akioshou0201) July 4, 2021
一緒に働いてる西川莉子pが
出演してるサイバーガールの
舞台見に行ってきました✨
どの世界でもプロの世界の人は
単純に凄いなぁと思いながら
見てました?
また機会があれば見たいなって
思ったっす?
お疲れさまでした‼️#サイバーガール
普段は麻雀店でともに働いている仲間がステージで輝いているのだから、いつもは違う一面に見入ってしまうのもうなずける。
定時では終われなかったけど
— トーマス (@thomas_ura3) August 31, 2021
暫定首位の品川さんと2回同卓
両方とも着順上回って
しっなしなにしたりました?
ちなみに西川莉子プロもゲスト
同卓の方と楽しそうにコミュニケーション取りながら麻雀する素敵な方でした✨
最後は品川さんの相棒とも言うべきあの人に愛のあるイジリを? https://t.co/McMABMPh8W pic.twitter.com/iVbEGJPd11
プロ歴は浅いながらも、雀荘にゲストとして訪れた際は同卓者への気遣いを忘れない。来店客の心をしっかり掴んでいるようだ。
#ひとくず
— ミズキング☆はにかみ学級委員長 (@king555mizuki) November 28, 2021
2018年12月1日シアターセブンにて0号試写会を鑑賞
2019年は様々な映画祭での受賞のニュースを聞きつつ2020年の公開を待つが、コロナ禍の影響で3月のテアトル梅田での上映が延期
10月17日にテアトル梅田で通常版をはつくずし、15回も観賞を重ねることに
こんな映画初めてでした pic.twitter.com/W2iC630Pt1
西川の出演作「ひとくず」は編集が違う様々なパターンが上映されている。それを楽しみにしているファンもいるようだ。
西川莉子のおすすめの動画
流れるような手さばきで「洗牌」
セット麻雀を楽しんだ客が帰った直後の雀卓を、西川が清掃する様子をまとめたのがこちらの動画。麻雀店勤務の経験も豊富な西川が、チャイナドレス姿で手際のよい作業工程を見せてくれる。最大の見どころは、牌の表裏だけでなく全ての面を回転させながら拭いていく「洗牌」だ。牌の扱いに慣れていることが伝わってくる、鮮やかな手さばきに思わず見入ってしまうことだろう。
福袋の開封動画にチャレンジ
注目の新商品が発売されたときなどに公開される「開封動画」は、YouTubeの定番といってもよいだろう。今回、西川が開封したのはアパレルブランドで購入した11,000円の福袋。入っていた洋服を実際に着用してレビューしてくれるので、女性にとっては非常に参考になるだろう。鮮やかなワンピースからしっかりとした作りのダウンコートまで合計9点、気になる合計金額はなんと約8万円。予想を超えた「お得感」に大満足の様子の西川だった。
西川莉子のニュース・こぼれ話
「バイトとプロ」からチームメイトへ
夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2022では、麻雀ブル中野店チームの一員として出場している西川。チームメイトの大久保朋美(連盟)は、なんと西川がアルバイトをしていた麻雀店に在籍していた麻雀プロ。バイトとプロという関係だった2人が、8年の時を経てチームメイトとして大舞台に上がったことに、西川は感無量の様子。大久保も解説席で「夢のようだ」と語っていた。
ギャル時代の写真に「まるで別人」
西川プロがTwitterで自らの10年間を振り返った。高校生の頃を「普通ではない」と表現したツイートにはギャル風の写真も添えられており、フォロワーからは「まるで別人」との反応が数多く寄せられていた。そんなギャル高校生も、現在では女流プロ雀士に。西川は「10年で人は変わるんだよ」ともツイートしていた。
#10年を振り返る
— 西川 莉子 (@ri_x615) February 6, 2022
17 普通ではないが高校生
18 ブル梅田店 働き出す麻雀覚える
19 麻雀覚える モデルもどき
20 役者、アイドル
21 役者
22 役者
23 役者
24 役者
25 ブル中野店出戻り 麻雀プロ
26 麻雀 役者
10年前は夢すらなかったのか?
?9年前 現在? pic.twitter.com/qFTufxm44X