<發王戦>◇準々決勝・準決勝◇31日◇東京・ばかんす
最高位戦日本プロ麻雀協会のタイトル戦「發王戦」の準々決勝~準決勝が1月30日、東京・神楽坂のばかんすで行われた。
2連覇中の水巻渉(最高位戦日本プロ麻雀協会)は準決勝1卓で石田時敬(最高位戦日本プロ麻雀協会)、設楽遙斗(最高位戦日本プロ麻雀協会)に敗れ、3連覇を逃した。準決勝2卓では、天鳳予選を勝ち上がった夏目さんと山崎としやさんが多井隆晴(RMU)、中嶋和正と対戦し、中嶋が1位、夏目さんが2位で決勝に進出した。
夏目さんと山崎さんは、2015年11月に行われた「オンライン対戦麻雀天鳳」の予選を勝ち抜き、出場権を獲得した。發王戦の天鳳予選(協賛:cisさん)は2011年から行われており、オンライン麻雀のトッププレイヤーにも本戦シード権が与えられるようになった。
「決勝進出はたまたまです」と謙遜したものの、夏目さんは天鳳で最高十段の実力者。現在は東風戦を中心にプレイ。フリーにはほとんど行かず、セットと天鳳で腕を磨いたという。トッププロを相手に堂々とした戦いぶりで、アマチュアとしては24年の歴史で3人目の決勝進出、優勝すれば初の快挙となる。
決勝戦(半荘5回戦)は2月11日(木)、スリアロチャンネルで配信される。
【決勝対局者】
石田時敬(最高位戦)
中嶋和正(最高位戦)
設楽遙斗(最高位戦)
夏目(一般・天鳳予選)
【發王戦概要】
1992年創設。毎年年始に本戦が行われるオールカマーのタイトル戦。
タイトル戦では珍しくトーナメント方式を採用しており、同じ面子で規定数(1回戦 - 4回戦まで半荘2回、5回戦 - 準決勝まで半荘3回)を打ち、上位2名が勝ち残りとなる。
決勝戦は半荘5回のトータルで競われる。
左から夏目さん、設楽遙斗、中嶋和正、石田時敬