こんばんは、まろちょふです。
今日は3/14(水)に麻雀スリアロchで放送された第43期最高位戦Aリーグ 第1節での園田賢プロの一打を紹介します。
対局者は宇野公介プロ、坂本大志プロ、園田賢プロ、齋藤敬輔プロ。全12日48半荘に渡る戦いの1回戦目の南3局2本場を振り返ります。
ルールは最高位戦ルール。一発裏あり、赤なし。オカ無しのウマが10-30となります。その他詳細は最高位戦HPにてご確認下さい。
1回戦南3局2本場(供託:2000)時点の状況
宇野 | 西家 | 31300 |
坂本 | 北家 | 19500 |
園田 | 東家 | 45100 |
斎藤 | 南家 | 22100 |
この一局の牌譜はこちら。
ドラは 園田プロの親番になります。
4人の配牌はそれぞれこのような形。
斎藤プロ、宇野プロがまとまった手牌。坂本プロ、園田プロもツモ次第では本手になりうる手牌。ぶつかりそうな一局です。
順調に手が進み、5巡目、ここは切りで234、345の三色を見つつスリムに構えます。
が重なり、打。平和と両方に対応できる形とします。しかし、本手に仕上げたい手でもあり、ポンをすることは現状ほぼなさそうです。
西家の宇野プロが先制立直。待ちはの平和立直です。
宇野プロの立直に対し、坂本プロが一発目にをプッシュ。そしてマンズのリャンカンを埋め、ペン待ちで追いかけ立直とします。
愚形ですが、親番がない南3局でラス目。供託、本場がたくさんある状況。自身はドラドラで場にドラが一枚見えということで、押す材料がかなり整っているといえます。
坂本プロの立直を受け、園田プロは一旦現物の打ち。
ここで斎藤プロも意外な形で聴牌。供託が豊富で立直のみでもほぼマンガンクラスにのあがりとなり、2着が一気に近づく状況。を切って待ちの立直とします。
この三軒立直を受け、園田プロが出した結論は・・・
切り!を選んでいたら斎藤プロに放銃となっていました。
結果としては正解となった一打でしたがどうして選ぶことができたのでしょうか?
村上プロ、石橋プロの解説によると「宇野プロへの放銃は、2着順落ちがなく、放銃したくない相手の斎藤の捨て牌が変則であるため、で放銃すると高いケースがある。自体は宇野プロに危険だが、それ以上に斎藤、坂本に放銃しないようにケアしたのだろう」と解説されており、後日ツイッターでもほぼ同様のことを園田プロが呟いておられました。(で当たると2ハン役がなさそうということも補足されていました。)
この局の結果は坂本プロの宇野プロからのあがりとなりました。
点数状況、放銃したくない相手の手牌読みを組み合わせた園田プロの見事な放銃回避が光る1局でした!
配信ページ
https://freshlive.tv/threearrows-ch/195374