<四神降臨2018王座決定戦>◇3月31日◇東京・麻雀スタジオ
最高位戦日本プロ麻雀協会、麻将連合、日本プロ麻雀協会、RMUの各団体のリーグ戦のトップに立ったプロ同士の対局、『四神降臨2018王座決定戦』が3月31日に行われ、村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)が優勝した。
当対局は2017年度の各団体のチャンピオンとなった4名による半荘4回戦での戦い。メンバーは、雀王の金太賢(日本プロ麻雀協会)、最高位の村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)、将王の井出洋介(麻将連合)、RMUチャンピオンの松ヶ瀬隆弥(RMU)の4名。
1回戦に東1局に金が村上から役牌、混一色、対々和の8000点の出あがり。リードを得るも東4局に村上が立直、一発、ツモ、タンヤオ、平和、一盃口、ドラの3000・6000をツモあがりトップ浮上。しかし南1局で金が満貫のツモあがりで再逆転。オーラスは金以外の3者での2着争いとなったが、松ヶ瀬があがり2着目に浮上。3着に村上、4着に井出という並びになった。
2回戦は村上が大きくリード。二着以下を3万点以上突き放したオーラスとなり、村上以外の3者での2着争いに。金がマンズの混一色でしかけて聴牌するも、松ヶ瀬が役牌、対々和、三暗刻、ドラ3の倍満聴牌。その後金のあがり牌のを掴むも、松ヶ瀬は冷静にフリテンに受けなおしての倍満のツモあがり。2戦連続の2着となった。3着は金、4着は井出となった。
3回戦は東3局の親番でを暗刻にしての立直。カン待ちだったが立直後にを暗槓して新ドラが。そしてをツモり裏が1枚で8000オール。一気に他家を突き放した。オーラスは2着目親番の松ヶ瀬が先制立直を打つも3着目の金が追いかけ立直。松ヶ瀬が一発で掴み金が2着に浮上。井出は3回連続の4着となり、厳しい展開となった。
4回戦はトータル3位の松ヶ瀬とトータル2位の金がトップ争いを続けるも、金が抜け出して村上とトップラスを作り、金はオーラスほぼあがれば優勝というところまで差を詰めたが、オーラス親番の村上が一人聴牌の後に井出の国士無双の1人聴牌となり、流局。僅差のリードを守り村上が優勝となった。
優勝した村上は「最後の最後は僕じゃない打ち手が打っているような感覚で、きわどい攻防となりましたが、本当に勝ててよかったです。今日の相手は3名とも本当に強いですが、体力面で私が上だったかもしれません。これからも村上淳を応援して頂けるよう、精進し続けますのでよろしくお願いいたします。」と喜びを語った。
成績
順位 | 選手名 | ポイント | 団体 |
---|---|---|---|
1 | 村上淳 | 67.9 | 最高位戦 |
2 | 金太賢 | 60.4 | 協会 |
3 | 松ヶ瀬隆弥 | ▲9.4 | RMU |
4 | 井出洋介 | ▲120.9 | 麻将連合 |
システム
4回戦を戦い、トータルポイントがもっとも多い選手が優勝。オカ20 ウマ10-20の四神降臨ルール。