麻雀プロリーグ「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ7日目が5月16日(木)に開催された。
第1試合出場選手
西:渡辺太(赤坂ドリブンズ)
第1試合
東1局、四者ともトイツが多い配牌からのスタート。親番松ヶ瀬・南家瑞原はともにチートイツに向かい、北家の渋川はドラのを重ねて打点を見る。先制リーチは松ヶ瀬。太のトイツ落としをとらえて4800を手にして開局した。
松ヶ瀬が連荘に成功した東1局1本場、先制リーチは渋川。役はリーチのみだが、リャンメン待ちでアガリを取りに行く。他家が慎重に対応する中、渋川はツモアガると、裏ドラが雀頭のになり、2000・4000は2100・4100の収入となった。
東2局、先制リーチは太。チートイツタンキにねらいを絞る。他家が丁寧に対応する中、最終盤に渋川がテンパイを入れ、ドラ3内蔵の追いかけリーチ。しかしアガリ牌はどちらにも訪れず、太・渋川の二軒テンパイで流局となった。瑞原の親番が落ちる。
東3局1本場、先制リーチは渋川。待ち牌のカンは、山に3枚ある。渋川はこれをツモって700・1300の加点に成功した。
東4局、ここまで大人しくしていた瑞原がのポンから発進した次の瞬間、太にメンホン・一気通貫のテンパイが入る。太は次巡タンキを入れ替えてリーチ。瑞原は二副露目を入れて追いつくと、次巡すぐにツモアガリ。700・1300を得て2着目に上がり、太の大物手をつぶした。
南1局、先制リーチは太。・・の変則三面張で勝負をかける。このリーチが渋川のテンパイ打牌をとらえて、太が点棒を回復した。
南2局、先制リーチは太。ここに親番瑞原が追いついて、こちらは役ありのダマテンを選択。瑞原がすぐにツモって決着した。
南2局1本場、先制リーチは3巡目のトップ目・瑞原。ここに3着目・松ヶ瀬が追いついてリーチ。息詰まるめくり合いが始まる。最後は瑞原がツモアガリ。2000オールの加点に成功した。
【5/16 1G 南2-1】
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) May 16, 2024
親のPirates #瑞原明奈 が
アガって連荘‼️
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南2局2本場、渋川がメンホンのカン待ちをダマテンにすると、瑞原は1つ仕掛けてスムーズにツモアガリ。
南2局3本場、瑞原が1つ仕掛けて太から打ち取る。
南2局4本場、太がと仕掛けて四喜和に向かう。瑞原にファーストテンパイが入るものの、を打たずに回った。先制リーチは松ヶ瀬。ここに太がとのシャンポン待ちで小四喜テンパイ。しかしこれが山にはない。最後は松ヶ瀬・太の二軒テンパイで流局となった。
南3局5本場は、4着目の太が親番で迎える。先制リーチは太。しかし瑞原も役ありテンパイを組んでダマテンに構えている。しかし、瑞原は太の一発目に危険牌を引いて迂回した。渋川・松ヶ瀬も丁寧に対応して、強引な勝負はせず。最後は太が、山にたっぷり残ったをツモアガリ。
南3局6本場、ドラ3の配牌をもらった親番太が自風を仕掛けてファーストテンパイ。ここに松ヶ瀬が追いつく。お互いテンパイ形を変えながら勝負は終盤までもつれ込んだが、最後は太がツモアガリ。4000は4600オールとした。
南3局7本場、ファーストテンパイは松ヶ瀬。渋川がドラのを暗カンしてダブの後付けテンパイを目論むものの、あと1枚が引けない。松ヶ瀬は、渋川への危険牌を引いてテンパイを外す。親番太・トップ目瑞原もしっかり受けた。松ヶ瀬は再びテンパイを入れると新ドラのを勝負。渋川はこれをポンしてドラ7の形式テンパイへ。渋川・松ヶ瀬の二軒テンパイで流局となった。
南4局は8本場からスタート。ダブを暗刻にした先制リーチの松ヶ瀬に、太が追いかけリーチで対抗。待ち牌は2人とも。親番渋川も追いついてカン待ちで参戦。最後は渋川がツモアガリ。2000は2800オールで2着目に上がって、トップ目の瑞原を射程圏内にとらえる。
南4局9本場、ファーストテンパイは松ヶ瀬だが、手役を見てテンパイを外す。親番渋川は1つ仕掛けてピンズに寄せる。松ヶ瀬が高め345の三色に仕上げてリーチ。渋川は危険牌を引くと、2着を受け入れ、苦渋のオリを選択。松ヶ瀬・瑞原の二軒テンパイで流局、親番の渋川がノーテンのため、試合終了となった。
瑞原は嬉しい個人連勝、Piratesの優勝をかなり決定づける大きなトップとなった。
第1試合結果
1位 瑞原(Pirates)+56.6
2位 渋川(サクラナイツ)+9.4
3位 太(ドリブンズ)▲14.6
4位 松ヶ瀬(風林火山)▲51.4
第1試合各局詳細
第2試合結果記事
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