ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第183回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その33」四限目 講座5 基本は鳴きの受け入れより、高打点が狙いやすいメンゼンの受け入れ優先ですが、メンゼンで進めるメリットが小さい局面であれば鳴きの受け入れを重視する場合があります。手役狙いというと打点を重視するイメージですが、打点が不要な局面だからこそ鳴いてもアガれるように手役を狙うこともあるというのが面白いところです。 ...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第182回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その32」四限目 講座2 講座1同様、面子候補を入れ替える鳴きですが、今回は既に中のポンテンがきくので、シャンテン変わらずの鳴きを入れるのはクイタンでリャンメン×2以上の1シャンテンになり鳴いた方がアガリやすくなるか、ドラが増えて打点が高くなる場合です(よって図Cもが赤ドラでない場合はポン)。 鳴きもよりよい手にするための手...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第181回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その31」四限目 講座1 シャンテン変わらずの鳴きについては「現麻本」でも取り上げましたが、こちらでは例題を数多く取り上げてより詳しく解説されています。今回は手役のつかない面子候補を外すことで他の面子候補も鳴きがきくようにする鳴きです。 今ではシャンテン変わらずの鳴きもだいぶ浸透したように思われますが、注意すべきなのは、鳴け...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第180回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その30」三限目 講座15 今回は読みによって押し引き判断が変わるケースです。 読みを入れる時のコツは、面子候補を作るために残していた浮き牌だったとすると不自然な手出し牌に着目することと、読みによって得られた情報が押し引きに役立ちやすいケースを意識することです。逆に言えば、あらゆる可能性を否定しにくい捨て牌の場合や、読めたと...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第179回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その29」三限目 講座12 引き続き、テンパイからでも押さないケースです。「現麻本」「天鳳本」の押し引き基準上では、テンパイなら多くのケースで押しとしましたが、これは引いた場合はベタ降りしてアガリ、テンパイの可能性は無いことを前提にしているのも要因として大きいです。明確に押し有利であるならともかく、微妙〜やや押し有利程度であれ...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第178回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その28」三限目 講座10 前回までは1シャンテンから押すべきケースでした。今回からは、テンパイからでも押さないケースに入ります。 極端な話、相手の待ちが一点で読めるのであれば、差し込みが目的でないのならどんな手牌でテンパイしていても切らない方がよくなります。もちろんリーチの待ちを一点で読む事は、1シャンテンで何を引いてテン...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第177回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その27」三限目 講座9 親リーチ相手にこちらが1シャンテンとなると、平場であればテンパイしやすいうえにテンパイすれば良形高打点になりやすい手でなければ無スジを押すのは厳しいです。先攻リーチが親であればなおのこと、1シャンテンからは降りる傾向が強まります。 とは言っても、残り局数が少なくなると、降りていても結局負けることが大...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第176回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その26」三限目 講座8 危険牌を切って高打点テンパイと、安全牌を切って低打点テンパイとの比較については、現麻本講座33で取り上げましたが、表のデータはアガリ率:放銃率の比率のみを掲載していたため、これだけでは実際のアガリ率、放銃率を求めることができず正確に比較することができませんでした。 10巡目に安全牌を切ってテンパイす...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第175回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その25」三限目 講座7 悪形でも満貫テンパイなら、切る牌が無スジドラであっても基本は押し。今回はラス前でラス目なのでなおのこと押しますが、素点が戦績に反映され赤ドラに祝儀がある雀荘戦なら、残り局数が十分あるうちはリードしていても押すことが多いです。 をポンしたうえでドラまで勝負しているとなると、他家からは役牌をトイツ以上で...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第174回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その24」三限目 講座6 「現麻本」では、ドラを切った場合の放銃打点は非ドラの場合の約1.5倍、放銃率は約3%増加。元々当たりにくい待ちの方がドラであることによる危険度の増加が大きいと書きましたが、これは元々使われにくい牌ほど、ドラだからという理由で残されることが多く、放銃した場合はシャボや単騎といったドラが固まっている手であ...