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ネマタの戦術本レビュー第181回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その31」

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四限目 講座1

 シャンテン変わらずの鳴きについては「現麻本」でも取り上げましたが、こちらでは例題を数多く取り上げてより詳しく解説されています。今回は手役のつかない面子候補を外すことで他の面子候補も鳴きがきくようにする鳴きです。

 今ではシャンテン変わらずの鳴きもだいぶ浸透したように思われますが、注意すべきなのは、鳴けるようになるからといって鳴いた方が有利であるとは限らないということです。メンゼンならリーチ、ツモによって更に高打点になる可能性があります。鳴いても手役をつけるのが難しい手牌の場合は、リーチやツモがあるメンゼンの方が1翻縛りを解消しやすく結局さほどアガリやすくならないので、どちらにせよアガリが厳しいなら1回多くツモれて、メンゼンでリーチを打てる可能性が残った方がいいという場合もあります。

 鳴きもあくまで、局面に応じたよりよい手牌にするための手段です。鳴けることをメリットとして過大評価しがちな方は、鳴いて手が進むよりメンゼンのまま手が進む方が打点面でよりよいので、メンゼンで手を進められるならそれに越した事はないことを意識されるといいと思います。

 図Aの手なら悪形を鳴きで面子にすることが出来るようになるので、はドラ3ならもちろん鳴きますが、スルーしてピンズが良形変化する場合もあるので、鳴くと安手になる場合は巡目に余裕があればスルー。同じようでもはポンして先にを引くとフリテンの悪形待ちが残ります。これならテンパイしやすくはなるとはいえ、スルーならを引いた時に1枚切れとはいえリーチで出アガリ可能なのでスルーするところ。

 目先の受け入れよりアガリに近い段階における受け入れを優先するように、テンパイしやすさよりは、アガリやすさを優先すべきです。

 図Bは良形が揃っていて平和もつくので図Aよりはスルー寄り。以外は鳴かないのは図Aと同様です。これが悪形残りなら、悪形は鳴いて打とします。今度はフリテン残りとはいえリャンメン待ちなので、メンゼン限定で悪形が残るよりはアガリやすいです。

 図Cはが入らなければ実質シャンテン戻しになる仕掛けですが、マンズの中ぶくれ形が残るならすぐに1シャンテンになるのでメンゼン限定で進めるよりはっきりアガリやすいと言えます。

 から仕掛けるのはどうでしょうか。トイトイのようにどこからでもポンできるなら、チートイツ1シャンテンよりアガリやすいことが多いですが、こちらは鳴きがきくのは上家限定で、456の中張牌はさほど鳴きやすいとは言えません。チーのようにへのくっつきですぐ1シャンテンになる場合と異なり、こちらはアガリやすくなっているか微妙なので基本はスルーとします。

 図Dも鳴いて最もアガリやすいのはくっつき1シャンテンになるですが、こちらはドラ3あって鳴きがきくリャンメン×2の1シャンテンになるので、も鳴きます。それに比べて鳴ける箇所が少ない、悪形待ちが残る可能性ができるはスルーします。

 イマイチなところからであっても、アガリを目指すうえではそこを面子にしてシャンテンを進める必要がある場合と異なり、シャンテン変わらずの仕掛けなら鳴きがきくようになるとはいえ、他によりよいツモや鳴きが豊富にある形であれば、イマイチなところから焦って鳴くことはないですね。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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