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もっと勝つための現代麻雀技術論 第137回 「鳴きを考慮した手作り②」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第137回 「鳴きを考慮した手作り②」

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 引き続き、鳴きを考慮した手作りを取り上げます。

・鳴いた時に強い待ちが残りやすいようにする。 

 

 打

 たびたび出てくる、2面子1シャンテンかヘッドレス1シャンテンかの選択。

 メンゼン手の場合は優劣微妙でしたが(第37回参照)鳴き手の場合はチーでも良形テンパイに取れるので2面子1シャンテンに受ける打とするのが基本です。

 もし上家がこちらの鳴きに確実に降りていて鳴きが期待できないと読めるのであれば打もあります。

 面子候補を面子にするのが鳴きですが、逆に言えば面子以外、面子候補や雀頭は鳴きによって作ることができないので、雀頭の価値が相対的に上がっているわけですね。

 鳴き手の手作りについても、単に形を覚えるだけでなく、「何故その牌の価値が高くなっているのか」を押さえておくと実戦でも対応しやすいと思います。

 

 

 打

 「現麻本実戦編」で取り上げた牌姿、2面子1シャンテンに受ければチーしても良形テンパイになりますがソーズが二度受け。

 しかし今回はリャンメン落としという手があります。より端寄りのの方が鳴きやすく、ツモでもテンパイするので打第37回でも申しましたように、「第3の選択肢」は盲点になりがち。手牌と局面に応じて考慮に入れられるようにしたいですね。

 

 

 打

 今度は打としてもチーで良形テンパイ。暗刻や雀頭を作りやすい面子候補がある場合は鳴き手の場合も基本ヘッドレス1シャンテンに受けます。

 

 

  打

 3メンチャンも雀頭を作りやすい面子候補の一種ですが、今回は打とするとチーが3メンチャン(打だとノベタン)。良形テンパイになる受け入れ自体も増えているのでこの場合は2面子1シャンテンに受けます。

 メンゼンの場合(第38回参照)からまとめると、「順子+リャンメンの形がある場合はヘッドレス、ただし12233は通常のリャンメンより雀頭ができにくいので2面子、鳴き手の場合は34567も2面子に受ける」となります。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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