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もっと勝つための現代麻雀技術論 第138回 「鳴きを考慮した手作り③」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第138回 「鳴きを考慮した手作り③」

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・鳴き手の場合の面子候補と浮き牌の比較

 

 打

 面子候補オーバーなら面子候補を1つ落としてもシャンテン数を維持できる。シャンテン戻しになる面子候補十分であっても3~7の浮き牌とペンチャンの比較は微妙なので、他に悪形があるので3~7の浮き牌を残すことで「よりよい面子候補」を作る変化を残せるのであれば基本は浮き牌を残して面子候補十分に受ける方がよいとしました。(第58回参照)

 しかし鳴き手の場合はツモだけでなく上家からが出た場合もチーして面子を作れます。

 浮き牌にくっついて面子候補ができた場合も鳴くことはできますが、いずれにせよテンパイしやすさに大差あるわけではないので、すぐに面子ができて早い巡目でテンパイできる可能性が高くなるようにペンチャン残しの方がよいのではないでしょうか。

 

 

 鳴き手の場合は浮き牌より面子候補の価値が高くなると申しましたが、4連形や中ぶくれ形に関しては、鳴いてもリャンメンを作ることができるので面子候補同様価値が高くなります。

 よって鳴き手の場合も基本は、4連形や中ぶくれ形>悪形面子候補です。

 メンゼン手で平和がつく手の場合は打と1シャンテンを維持しつつリャンメンを固定する手もありました。しかし鳴き手の場合はピンズ4連形から面子候補ができて1シャンテンになった場合にポンテンが取れなくなるロスもあるので基本的に損であることが多いですね。

 を落としてツモでテンパイを逃しても、鳴いてテンパイにも取れるので相当テンパイしやすいくっつき1シャンテンになります。

 

  ドラ

 福地誠blogで取り上げられていた牌姿。4連形を悪形面子候補より残す、鳴き手なのでトイツは残すとして、盲点になりやすいですが打はどうでしょうか。

 ツモに関しては打に劣りますが、ドラと678三色で3翻手になるので、目先の変化同士なら変化の枚数より、より「よい手」になる変化を優先という考えです(第65回参照)。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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