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ネマタの戦術本レビュー第827回「『超実践麻雀「何切る」「何鳴く」ドリル』著:雀ゴロK 編その14」

ネマタの戦術本レビュー第827回「『超実践麻雀「何切る」「何鳴く」ドリル』著:雀ゴロK 編その14」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

Q131 アガリにくいドラ単騎としても12000あるなら2900良形テンパイに勝るのでは鳴きます。5800止まりのは流石にスルーするところとみますが、オーラス5800や2000オールでトップなら仕掛けた方がよいので押さえておきます。

 

Q132 もチー 書き抜けと思われますが、もチーします。ターツ2つが1メンツ+1浮き牌になる仕掛けは限られるので知らないとなかなか反応できない鳴きです。

 

Q133 くっつき1シャンテンになる牌は鳴きやすいですが、2ターツの1シャンテンになるは意識していないと鳴きづらいです。同じ2ターツ1シャンテンでもチーは残った形が残り1枚のシャンポン。鳴いた後で変化する可能性があるとはいえスルーして1回多くツモった方がよさそうです。特に待ちが悪いメンツ候補よりは、3〜7の浮き牌を優先すると押さえておきましょう。

 

Q134 この形に限らず、メンツ+メンツ候補の形は待ちを変化させる仕掛けがききます。満貫ツモでトップ、出アガリではトップに届かない場合、が出たらアガらずにポン打。フリテン5メンチャンに受ける手があることも押さえておきましょう。

 

Q135 役があれば単純にメンツが多い方がアガリに近いので、トイツがあるこの形でアガリトップならメンツが増える牌は全て鳴きます。

 

Q136 同じくメンツが増える牌に加え、234三色1シャンテンに取れるを鳴きます。ポンは意識していないと鳴きづらいところ。もし4枚目のを引いてもカンすればフリテンが残りません。

 

Q137 役牌ドラ1は2000点ですが、リーチドラ1は一発裏ツモ込みで平均4600点程度見込めます。そうなると役牌が唯一の雀頭でメンゼンでも比較的テンパイしやすい、メンツ候補不足の2シャンテンからはスルーがよさそうです。

 

Q138 リャンメンがカンチャンになるとメンゼンで進めるメリットが薄くなるのでポン寄り。点数状況的に安手アガリの価値が低い、あるいは安手アガリのために安牌を減らすのが得策でない点数状況ならスルーも考慮します。

 

Q139 チートイツならアガリにくいとはいえ、テンパイしてリーチすれば6400点以上。2000点良形テンパイと比べても悪くありません。よって2000点良形でテンパイしやすくなる発は鳴きますが、2000点でも片アガリになる可能性が残るはスルーしてチートイツ1シャンテンを維持してそうです。

 

Q140 雀頭が無くなる仕掛けといっても役牌はポンした方がアガリやすいので、鳴くかどうかはテンパイする頻度とテンパイした時の打点次第。今回はスルーしても高打点になりづらく、1メンツあるので鳴けば先手でテンパイできることも多そうです。Q124やQ137との違いを意識しましょう。

超実践麻雀「何切る」「何鳴く」ドリル

麻雀戦術書のベストセラー作家雀ゴロKの新作。 今回は対局で頻発する「何切る」「何鳴く」問題を 210 問収録した超実践ドリル。 平面何切る本はこれまでにも多数出版されているが、それ以外にも「リーチ判断何切る」「何鳴く」「押し引き何切る」など複数のテーマの問題を出題。 解答ページでは雀ゴロKとメンバーによる問答が掲載されていて、なぜ、その解答が正しいのかが理解できる。

著:雀ゴロK
単行本:1,404円
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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