第45回で、好きな手役はメンホンチートイツと申しましたが、前回もメンホンチートイツの話だったので思い出したエピソードを一つお話します。
今から4年前、「まーじゃんチャン太久留米店」さんの麻雀大会に参加した時のこと。
その日はまずまずツイていて決勝卓に残ることが出来たのですが、トータルトップの人は更に大勝ち。ポイントは持ち越しなので優勝には順位込みで12万点以上差をつける必要がありました。
決勝戦でもトータルトップの方が得点を重ね優勝は決定的。とりあえず2位を目指すところですが鳴かず飛ばす。オーラスの時点で総合2位になるためには倍満以上のアガリが必要となりました。
跳満条件程度なら案外クリアできることも多いものですが、倍満となればこれまで打ってきた記憶を思い返しても精々2回ほど。ほとんど諦め気味に打っていたのですが、あれよあれよと有効牌を引き続け入りのメンホンチートイツテンパイ。待ちはドラの単騎。条件が出来たと喜び勇んでリーチしたのですが…
リーチ、ホンイツ、チートイツ、赤、ドラ、ドラ…あれ、リーチしなくても足りていた?
そうです。「メンホン」だから3翻手、ダマでも出アガリ8翻で丁度倍満あったのでした。ホンイツは大抵鳴いて作るものなので、すっかり2翻役だと思い込んでしまっていたのでした。(ちなみに、101競技連盟では、メンゼンのホンイツも2翻役扱いだったりします。)
案の定、ダマならこぼれていたはずのを他家に止められ流局。総合2位になれていたところを4位で終了。
4位の特典でたけのこを貰うことになりました。この後、『現麻本』を持参された方にサインを求められたのですが、もちろん書いた言葉は「メンホンは3翻役」。「ホンイツ、チートイツ」だとつい2翻役だと思ってしまうので、何を言われようと私の中では「メンホン、チートイツ」なのでありました(笑)