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第106回 ネマタの麻雀徒然草

第106回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

 「メンタンピン」と言えば、リーチ、タンヤオ、ピンフのこと。「メン」は(メンゼン)リーチを表しています。ところが、「メンホン」と言えばメンゼンのホンイツのこと。「メン」はメンゼンであり、リーチのことではありません。

 ピンフは必ずメンゼン手であるから、あえて「メン」をつけるというのはリーチだからと説明される場合もありますが、それなら「メンホンチートイツ」はどうなるのか。チートイツは必ずメンゼン手なので、理屈からすればメンはリーチを指すものと考える方もいるようです。

 そもそも、チートイツは必ずメンゼンなのだから、メンホンチートイツは二重表現にあたり、「ホンイツチートイツ」と呼ぶのが正しいと言われる場合もあります。このことについては以前こちらで取り上げましたが、

 改めて考えてみると、強調表現として用いているというよりは単に、メンホン、チートイツという単語が2つつながっていて、「メン」はあくまでホンイツにかかっていて、チートイツにはかかっていないと考える方が自然な気がします。メンタンピンの「メン」はタンピン全体にかかっているので、ピンフがメンゼン限定である以上、「メン」はリーチを指している。ピンフが無いタンヤオ手もメンタンと呼ばれることがありますが、タンヤオもルールによってメンゼン限定で、ピンフの時よりは単にリーチタンヤオと呼ばれることが多いと考えれば、辻褄が合うような気もします。

 それでは何故リーチのことを「メン」で表すようになったのか。これについては確固とした説があるわけではなさそうです。単に語呂が良かったからというのが有力そうですが、麻雀にリーチが導入される前は、メンゼンだけで1翻つくルールがあったのでその名残であるという説もありました。

 「メンゼン」の意味で手役の前に「メン」をつけるのもホンイツかチンイツくらいで、三色や一通には「メン」と付かないのは、ホンイツやチンイツは鳴いて作ることが大半だからという理由で説明がつきそうです。一方、メンゼンで作ることが比較的多い三色や一通については、鳴いた時に「鳴き」あるいは「食い」がつくというわけです。

 正式な手役名は別にあり、慣用表現として長年受け入れられてきた以上、このあたりを麻雀用語として統一する必要性があるとは思いませんが、「メン」という言葉に混同されやすい複数の意味合いを含んでいることを踏まえると、「メン」という表現を用いず、「リーチ」「ダマ」「鳴き」で統一した方がよいのかもしれません。しかし個人的に「メンタンピン」も「メンホン」もかなりしっくりする言い回しなので、今後も呼び方を変えることはなさそうです(戦術記事を書くうえでは、手役の名前を並べるよりは「何符何翻で何点」という表現が多くなると思います)。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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