本業である声優として大活躍、趣味のゲームでも抜群の腕を披露するゲーマー声優、それが植田佳奈さんだ。数々のゲームをハイレベルで楽しむ植田さんは、声優界きっての麻雀好きとしても有名。大人気麻雀アニメ『咲-Saki-』において主人公・宮永咲の声優を務めていることから、植田さんといえば麻雀、というイメージを持たれているファンの方も多いはずだ。そんな植田さんにとって、麻雀とはいったいどんな存在なのだろうか。
目次
植田佳奈さんの基本情報・プロフィールデータ
名前 | 植田 佳奈(うえだ かな) |
生年月日 | 1980年6月9日 |
職業 | 声優、アーティスト |
出身地 | 大阪府 |
血液型 | A型 |
趣味・特技 | 麻雀、ゲーム、スキー、楽器演奏 |
本人公式SNS | Twitter Mildom ブログ YouTube |
完成させたい役満 | 緑一色 |
経歴
2001年:声優デビュー
2007年:『咲-Saki-』 ドラマCD 発売
2009年:『咲-Saki-』アニメ放送開始
2012年:麻雀最強戦 著名人代表決定戦 準優勝
2015年:麻雀最強戦2015 著名人代表決定戦 出場
2018年:麻雀最強戦2018 著名人代表決定戦 出場
2021年:Mildom チャンネル開設
2021年:YouTube チャンネル開設
今まで関わることのなかった人とも繋がれるところが、麻雀の面白いところだと植田さんは語る。麻雀を始めてから、それまで関わらなかった業種、年代の人と関わる機会が圧倒的に増えたそうだ。また、麻雀は本業である声優の仕事にも繋がっており、麻雀用語を扱うことの多い『咲-Saki-』の収録現場では、麻雀の経験が大いに役立った。対人ゲームとして麻雀を楽しみたいという植田さんは、ネット麻雀も好きだが、麻雀には対面でやるからこそ醍醐味があるとも語っている。麻雀を通じてその人の性格や人生観が見えてくるところにも、麻雀のおもしろさを感じているそうだ。
植田佳奈さんの活動
大人気声優として活躍を続けている植田さん。その人気は現在もとどまることを知らず、最新のアニメやゲームへの出演、ナレーションや音楽活動など、幅広く活躍を続けている。また、2021年からは趣味であるゲームの配信を中心に、配信者としての活動も始めた。ゲーム配信プラットフォーム「Mildom」を中心に、様々なゲームを雑談も交えて配信中だ。チャンネル内では、ネット麻雀「雀魂」において開催された大会「サクラナイツカップ」での視点も配信されている。「雀魂」において公認プレイヤーとして認定されているので、今後さらに植田さんの麻雀を見る機会が増えることへの期待が高まる。声優としての活動はもちろん、植田さんの配信者としての活動からも目が離せない。
植田佳奈さんと麻雀
『ツモツモ麻雀部の麻雀やろうぜ!#2』放送見てくださった方、ありがとうございました〜!
— 植田佳奈 (@uedakana) August 1, 2017
今日は、リンシャンチャンス✖︎2からの、四暗刻聴牌は、さすがに震えましたね(笑)
結果トイトイ三暗刻でしたけど、総合でもトップとれて、大満足です!
#ツモツモ麻雀部 #麻雀 pic.twitter.com/k3fhvE7GhA
植田さんは、とある作品に出演した際に行われた麻雀大会に参加したことがきっかけで、麻雀デビューすることとなった。植田さん×麻雀というと『咲-Saki-』をイメージする方が多いかもしれないが、それ以前から麻雀との関わりがあったようだ。この大会では全く勝てずに終わった植田さんは、すぐに戦術書を買って勉強を開始したという。負けて悔しい思いをしたからこそ麻雀にハマったそうで、このときもし勝っていたら麻雀にハマっていなかったかもしれないと語っている。
植田佳奈さんの麻雀の実力-強さ-打ち方
「声優界の雀姫」の異名を持ち、業界で麻雀好きとして有名な植田さん。だが意外にも、麻雀の知識や戦術に関してはあまり詳しくない、と自己評価している。その理由として、自分の打牌の理由を自信をもって説明できないことを挙げている。声のプロである植田さんは、声に関しては「演技に際して、なぜその声を出したのか」その理由を明確に説明できるそうだ。麻雀に関してはその自信を持てる段階ではないという。プロフェッショナルとして活躍する植田さんだからこその、厳しい自己評価といえるだろう。植田さんは勝利を求めるだけでなく、バラエティー的な立ち位置で、見る人に楽しんでもらえるような麻雀を打ちたいと語っている。
植田佳奈さんの対局時の様子
麻雀最強戦2011 著名人代表決定戦 2011/5/14
植田さんの丁寧な打牌選択と、笑顔で麻雀を楽しむ姿を見れるのがこの一局。植田さんが親番の東1局、植田さんの配牌は三色まで見える整った形。植田さんは三色のタネとなる牌を丁寧に残し、ドラ引きと三色をどちらも捉えられる牌姿に構える。中盤、高め三色、安めでもドラツモの形でリーチに打って出た植田さんは、なんとドラを一発ツモ。さらには裏ドラ2枚乗せて6000オールのアガリ。大ベテランに囲まれて少々緊張した面持ちだった植田さんだが、開局早々の手ごたえ十分のアガリに屈託のない笑顔がこぼれた。
麻雀最強戦2012 著名人代表決定戦 2012/5/19
植田さんが丁寧な手作りで大迫力の戦いを制したのがこの一局。東4局、親番で迎えた植田さんはドラのない手牌ゆえに、序盤から手役を狙った進行。そんな中、下家から先制リーチが入る。その手はなんと倍満確定の大物手。しかし、植田さんも一気通貫確定のリーチで応戦。戦うに値する手に仕上げてライバルと大激突。結果はドラ待ち七対子でテンパイしていた上家からアガリ牌を打ち取った植田さんの勝利。裏ものせて12000のアガリを決めた。丁寧な手牌進行でリターンを作り出した植田さんの選択が光った。
麻雀最強戦2012 女流プロ代表決定戦
SNSでの評価・評判
SNSでは、植田さんのゲーム配信に関する投稿が非常に多く見られた。現在「Mildom」を中心に配信をしている植田さん。YouTubeチャンネルも開設しており、今後も配信を楽しめる機会は増えていきそうだ。
昨晩、今晩と植田佳奈さんの麻雀配信・生放送見てて本当に癒された。
— ヴェヴェ (@Kuma_VEVE) May 24, 2021
Mリーグファイナルからの流れで麻雀欲が凄いことになってる。#くまの何の日
植田さんの和気あいあいとした麻雀配信を楽しみにしているというファンは非常に多い。
正直「嶺上開花」を植田佳奈の声で聞きた過ぎてじゃんたまちゃんにすっごい入れてしまうかもしれない
— (白鷺)(郡)(?) (@takasimasantaka) May 20, 2020
『咲-Saki-』の主人公・宮永咲の声優を務めている植田さん。麻雀ゲーム『雀魂』ともコラボしており、ゲーム内で植田さんの「嶺上開花」を聞きたいという声がたくさん。
植田佳奈さん、ゲーム配信やってる事今知ったんだけどなんかとんでもないメンバーでAPEXやってるぞ………
— 瑛松 (@Akimatu120130) July 10, 2021
「Mildom」では麻雀をはじめ、FPSやRPGなどさまざまなゲームを配信中だ。豪華声優陣が参戦している回もあって、ファンにはたまらない内容となっている。
植田佳奈のおすすめ動画
リーチ合戦に勝利で大逆転
著名人代表決定戦にて、先ほど解説した倍満封じの一局の動画をご紹介。ドラのを暗刻で手に入れたのは「むこうぶち」でもおなじみの及川奈央さん。順調に手牌を進行し、変則待ちで枚数の多い、待ちでリーチをかける。対して、追いかけリーチをかけた植田さんの手は打点はあるものの待ちはカンチャンで、山に残り一枚しかない。確率では及川さんが有利だったのは言うまでもないが、勝利と手にしたのは植田さんだった。きっちり裏ドラも乗せて、ライバルを突き放すことに成功。解説も「すごい!」と絶賛した見事なアガリをとくとご覧あれ。
YouTubeではゲーム配信
2021年に開設したYouTubeチャンネルでは主にゲーム実況を配信中。APEXや原神などを中心にプレイしている。声優仲間をゲストに呼んでチームでプレイすることもあるため、声優ファンも必見だ。人気声優たちが自由にトークをしながらゲームを楽しむ、和気あいあいとした雰囲気が魅力の動画だ。雀魂での対局も配信されているため、配信内で植田さんの「嶺上開花」を聞ける日が来るかも?
Mildomで配信しながらサクラナイツカップへの参戦も果たしている↓
「サクラナイツカップ」に声優の植田佳奈さんも参戦!
植田佳奈さんのニュース・こぼれ話
業界内の麻雀コミュニティ「二次元業界麻雀部」
植田さんはアニメ、漫画などの二次元コンテンツに携わる方が参加する麻雀部、「二次元業界麻雀部」の部長を務めている。400人以上が所属し、2ヶ月に1回ほど活動を行っているそうだ。自由に参加できることを大切にしており、業界柄スケジュール調整の難しいメンバーに配慮しながらも業界仲間と麻雀を楽しんでいるそうだ。
植田さんの自宅は通称「雀荘うえだ」
植田さんの自宅は一時期、「雀荘うえだ」と呼ばれ、仲間と卓を囲んでいた。「雀荘うえだ」と呼ばれるようになった由来だが、植田さんの自宅には全自動麻雀卓が設置されており、部屋の壁一面に役満を上がった時のチェキが貼ってあったという。役満をアガるたびにチェキを残していたという植田さん。麻雀への熱意と愛が伝わってくるエピソードだ。
咲を意識して嶺上開花狙い
植田さんと麻雀と聞けば「咲‐saki‐」を連想する方は多いだろう。嶺上開花を得意とする主人公、宮永咲。それ故に、植田さんは番組などで麻雀を打つ場合には咲を意識して積極的にカンをしているそうだ。プライベートで卓を囲む際にはリスクを考慮してカンを避けることが多いそうだが、視聴者の期待に応えるために積極的に狙っているのだそうだ。普段の自分とは違う雀風で打ってでもファンの求める麻雀を魅せる。見る人を楽しませたいという植田さんの思いが感じられるこぼれ話だ。
植田さんが咲についても語るインタビューはコチラ↓
植田佳奈さんスペシャルインタビュー ~麻雀BATTLE ROYAL 2013