麻雀ウォッチ

日本最大級の麻雀専門ニュースサイト!プロ雀士やイベントの情報をはじめ動画やマンガ・アニメ、アーケードゲーム情報まで麻雀関連の事柄全てを網羅します

スリアロチャンネル
「趣味でつながる新たな出会い」人生100年時代を彩る『東京都シニア・コミュニティ交流大会TOKYO縁ジョイ!』が1月24日に開催!

「趣味でつながる新たな出会い」人生100年時代を彩る『東京都シニア・コミュニティ交流大会TOKYO縁ジョイ!』が1月24日に開催!

CABO求人麻雀BarWatch

1月24日、東京五輪2020のバドミントンなどの会場でもあった武蔵野の森総合スポーツプラザにて「東京都シニア・コミュニティ交流大会 TOKYO縁(エン)ジョイ!」が開催された。都内在住60歳以上を対象とした交流大会の種目は、囲碁、将棋、健康マージャン、ダンススポーツ、カラオケの5種。「大会をきっかけに趣味を楽しむ仲間を作ってください」という小池百合子東京都知事のビデオメッセージでスタートした。

▼公式HPはこちら

300名の募集枠をオーバーした健康マージャン

開会式では囲碁サポーター・吉原由香里六段、将棋サポーター・田中寅彦九段が挨拶する中、健康マージャンサポーターとして登壇したのは東大式麻雀でもおなじみの井出洋介プロ。「東京都が主催という形で関わってくれるのは、我々にとっては夢のひとつの実現」と1988年から35年間、健康マージャンの普及に尽力しているだけに心から大会開催を喜んだ。

300名の募集枠が抽選になるほど人気が高かった健康マージャンは、エントリー時に「ゆっくり打ちたいコース」「経験者コース」「どちらでもOKコース」とカテゴリーを選べるよう配慮されていたこともあり、交流しやすい卓組で1ゲーム55分の4回戦が行われた。

大会では全自動麻雀卓アモスJOYバッテリータイプ(大洋技研)が使用され、将棋の大山康晴十五世名人と麻雀を打ったこともあるという90代の猛者や、大会形式は初めてという喜寿を迎えた女性など、多くの参加者が配線の無い全自動卓で打てることに驚いていた。

左から大会サポーターを務めた囲碁の吉原由香里六段、将棋の田中寅彦九段、井出洋介プロ(麻将連合)
交流大会は、味の素スタジアムに隣接する武蔵野の森総合スポーツプラザのメインアリーナで行われた

Mリーガーも来場。参加者との写真撮影会やMリーグ役満特集の放映も

会場には、Mリーガーの内川幸太郎プロ(KADOKAWAサクラナイツ)と日向藍子プロ(渋谷ABEMAS)も駆け付けた。自身も小中学生時代に父親から麻雀を教えてもらっていた内川幸太郎プロは「囲碁、将棋、麻雀は仲間づくりに最適なゲーム。今日はひとりでも多くのお友達を作って頂き、皆様には子供達やお孫さんに、このゲームの魅力をひとつでもお伝え頂けたら嬉しいです」と来場者にエールを送った。

「会場ではMリーグの認知度が上がっていることを実感しました」という日向プロ(左)とシニア世代を対象にした麻雀教室も展開している内川プロ

最年長は93歳「麻雀はまさに生きがい」

表彰式では最年長賞もあり、男性では「麻雀はまさに生きがい」という93歳の小野三郎さん。女性では92歳の飯森文子さんが受賞。舞踊もたしなむ飯森さんは退職した60歳から麻雀を始め「麻雀は人生のバロメーター。楽しくてしょうがない」と微笑んだ。

小野さん(左)と飯森さんは共に1日約1時間はウオーキングしている。小野さんいわく「1日7000歩は歩くが、無理だけはしないよう心がけている」とのこと
「麻雀を始めてから毎日が楽しくなった」という大会初参加の麻雀サークル仲間。普段は廃校を活用した施設でサークル活動を行なっている

新たな出会いを生み出すことがコンセプト

「大会を通じて新しい出会いを作り、家に閉じこもるのではなく、街に出かけるきっかけになればというコンセプトでやっています」とは、イベントを担当した東京都生活文化スポーツ局総務部調整担当課長の岩下大志さん。「開催5種目は高齢者の方に人気の種目です。カラオケ以外は、ねんりんピック(※)採用種目でもあるので、来年以降も交流大会を継続していきたいと考えています」と新型コロナ感染症の影響で2年間、中止を余儀なくされていただけに開催できたことに胸をなで下ろしていた。

※ねんりんピック(全国健康福祉祭):厚生労働省の主催により、1988年から開催されているスポーツや文化種目の交流大会

新型コロナ感染症対策として、対局は全自動麻雀卓アモスJOYバッテリータイプにパーテションを立てて行われた
「メモしなければ覚えられなかった植物の名前も、麻雀を始めてからはメモしなくても覚えられるようになった」という麻雀歴4年の小林昌子さん

麻雀で無限に広がる行動力と発想

カルチャーセンターで各種講座を受けてきたが、一番熱中できたのは麻雀だったという岡真佐子さんは、麻雀仲間と一緒に中国の成都で行われた麻雀交流大会に参加したこともあるという。「麻雀で海外旅行にも行けるし、最近はゲームから始めた大学生といった孫世代ともリアル麻雀をする機会も増えました」と様々な世代とも関わりを持つことで、自身の発想も広がっているという。

老若男女、さらには世代を超えて親しまれている麻雀。人生100年時代を彩るコミュニケーションツールだということを、大会参加者の笑顔が証明していた。

岡さん(右)と一緒に中国で行われた麻雀交流大会に参加した佐藤恭子さんは、麻雀を始めたことで「対局後の食事会など、主婦だけの生活なら関わりがなかった世界を知ることもできました」と感謝した
午前中は親の介護、午後は麻雀教室というサイクルで麻雀を学んできた竹原テツ子さん。「夫が亡くなってから3年経ちますが、麻雀があってよかった」と笑顔を見せてくれた

開催概要

【種目・開催日(2023年)・会場】
(1)種目:ダンススポーツ
開催日:1月17日(火) 11:00~17:00予定
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ

(2)種目:囲碁・将棋・健康マージャン
開催日:1月24日(火) 10:00~16:10予定
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ

(3)種目:カラオケ
開催日:2月4日(土) 10:30~17:00予定
会場:小金井宮地楽器ホール

【参加要件】
都内に住民登録している満60歳以上の方(令和5(2023)年4月1日時点)。ただし、ダンススポーツは1組(ペア)のうち1名は都内に住民登録されている方。

【参加費】
囲碁、将棋、健康マージャン、カラオケ 1人(組) 1,000円
ダンススポーツ 1組(ペア) 1,000円

【募集期間】
~2022(令和4)年12月9日(金)

【特別協賛】
一班社団法人Mリーグ機構

【主催】
東京都、東京都シニア・コミュニティ交流大会運営実行委員会

【大会ホームページ】
https://www.senior-enjoy.com/

取材:福山純生(雀聖アワー)

詳細資料

 

新着記事

Return Top