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もっと食うための現代大食技術論 第28回

もっと食うための現代大食技術論 第28回

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 大盛、特盛を超えたデカ盛メニューには様々な呼称があります。そのネーミングセンスを楽しむのもデカ盛巡りの醍醐味の一つだったりしますが、一つ不満があるのは、色んな名前がついているせいで、デカ盛、大食いといったキーワードで検索してもなかなかヒットしないお店があるということです。だからこそ思わぬ穴場を発見する喜びもあるのですけどね。

 今回はそんなわけで近場にあるにも関わらず最近になってからデカ盛メニューがあることに気付かされたお店。佐賀大学医学部前にある天ぷら店、「どこ」に行って参りました。本当にどこにデカ盛店があるか分からないものですね。どこだけに(笑)

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 お目当ては、スカイツリーの名を冠したタワー天丼。確かに見事なタワーですが、一体何の天ぷらなのでしょう。気になりつつ注文を入れますが、どうやら材料の都合で予約が必要とのことです。

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 そんなわけでこの日はメガ天丼を注文。デカい穴子天筆頭に大ぶりの玉ねぎかき揚げ、えび天3本、なす、かぼちゃ、ピーマン、しその野菜天。なかなか豪華なラインナップ。天ぷら専門店だけあって天ぷらもサクサクしていてジューシーです。

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 基本は天つゆでいただきますが、天酢、天然塩、抹茶塩、カレー塩、しそ入り塩など調味料が豊富で様々な味を楽しむことができます。苦手な具材がある人は別の天ぷらと無料で交換可能、ランチタイム限定で卵かけご飯用の卵の無料サービスもあります。サービスもさることながら思った以上のクオリティで満足しました。これはスカイツリーが楽しみです。

 後日予約を入れたうえで再訪。ご飯の量は追加料金で日本昔話盛りにもできるそうなので増量してもらうことにしました。さてさて、一体どんなものが出てくるのでしょうか。

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 田舎のスカイツリー天丼ご飯昔話盛り登場! そびえ立つスカイツリーのてっぺんに日本国旗。日本最大級は言い過ぎですが、インパクトは抜群です。

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 このまま食べるのは困難なので天ぷらだけ移動させます。しかし相変わらずタワーの正体が分かりません。他の天ぷらはえび天とかぼちゃ天が1つずつ増えた以外はメガ天丼と同じですが、穴子天にしてはデカ過ぎ、それなら練り物だろうかなどと思案を巡らしつつ、後のお楽しみということでまずは周りの野菜天から食べていくことにしました。

 ある程度食べ進めたところで、用意されたハサミを使ってスカイツリーを解体します。さてその正体やいかに…んん? 何か固いですぞ?

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 こ、これは…ごぼうだー!

 正体は九州名物、ごぼうを丸ごと一本使った巨大ごぼう天でした。まさに「田舎の」スカイツリー。スカイツリーを名乗る天丼は全国に数多く存在しますが、これはまさに唯一無二の存在。単純な大きさや量以外でデカ盛りにここまで衝撃を受けたのは初めてかもしれません。

 ごぼう天は大好物なので嬉しい…と言いたいところですが、普段の薄切りになった食感もいいごぼう天とは訳が違います。この太さのごぼうを丸かじりとなると咀嚼にかなり手間取ります。既に天ぷらが結構お腹にたまっていることもありなかなかペースがあがりません。胃の力だけでなく、顎の力も大食いには必要とされますが、これはなかなかのトレーニングになりそうですね(笑)

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 何とか完食。天丼は1.7kg、うち天ぷらは1kgでした。2kg弱なのでデカ盛りとしては控えめですがなかなかハードでした。固いだけに(笑) 味もさることながらデカ盛りとしてもなかなか楽しませてもらいました。ご馳走様です。

【店舗情報】
天ぷら定食 どこ
佐賀県佐賀市鍋島4-6-1
営業時間:

11:30~14:30
17:30~21:00

定休日:水曜日

▼食べログ
https://tabelog.com/saga/A4101/A410101/41001174/

 【お店の近くの雀荘情報】

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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