全国デカ盛りの旅第7回：沖縄県

　本当に47都道府県を回るデカ盛りの旅。今回は何と沖縄県。某アンケートで、一生行くことが無さそうな都道府県ランキング第2位になった沖縄県ですが、（ちなみに、堂々の1位は私の地元佐賀県です（笑））福岡空港から飛行機の便によっては往復1万円程度で行けるので、実は案外気軽に行けたりします。

　沖縄の食堂は安くてボリューム満点な料理を提供するお店が実に多いですが、その中でも特にとんでもない量のメニューが存在するのが、今回紹介する、宜野湾市の、「呑み食い処あさひ」です。

　通常メニューがこんな感じ。丼と沖縄そばのセットがワンコイン以下！こんなの本土じゃ考えられません！

　そしてこちらがチャレンジメニュー。制限時間は沖縄そば30分。カレー35分。見るからにとんでもない量にもかかわらず、失敗してもお値段は控えめ。ちなみにこの制限時間は、店主の完食タイム＋5分だそうです。つまり店主はとてつもない大食い。まさに店主からの挑戦状です。

　当然受けて立つと言いたいところですが、私クラスではカレーはほぼ無理ゲー。沖縄そばならワンチャンあるかどうか。とりあえずこの日は沖縄そばにチャレンジです。こんなお店を出すくらいなので、店主も相当のデカ盛りフリーク。料理が完成するまではデカ盛り関連の話で店主と談笑していました。

土鍋〜♪

　土鍋の中には麺がびっしり。そして上には巨大卵焼きが鎮座。爆笑盛りそばの名前の通り、最早笑うしかありませんが、ここからは真剣勝負。30分間ひたすら喰らいつきます。

　スープが熱々なので、麺を土鍋の蓋に移動させて冷ましながら食べる作戦でいきます。ちぢれた平打ち麺でごわごわした食感が特徴の沖縄そば。個人的には大好きですね。スープは塩味のすっきりしたタイプです。

　しかしごわごわした麺は大食いには不向き。思うようには麺が喉を通りません。残り時間も少なくなり、時間に間に合うか怪しくなってきましたが、ここまで来て負ける訳にはいきません。力を振り絞ってもスパートはかかりませんが、何とか止まらずに麺を流し込みます。

　29分で何とか完食！総重量は約3.8kg。2人目の完食者となりましたが、1人目は大食い王選手権出場経験者なので素人では初めてです（笑）　数ヶ月前から楽しみにしていた沖縄遠征で、更に難易度が高いだけにこれまでの大食いチャレンジの中でも達成感が段違い。お腹が落ち着くまでお店でゆっくりすることにします。

　店主からは賞賛とともに、DXカレーへの挑戦を勧められます。量は沖縄そばの比ではないと聞いていたので明らかに無理な勝負ですが、折角ここまで来たので翌日のお昼にチャレンジすることにしました。

…次の日

…うん。やっぱり無理だこれ。

　出て来た時点で戦意喪失。ルーに比べてご飯の量が圧倒的に多いというのはデカ盛りカレーにありがちですが、ここまで極端なのは初めてみました。ちなみにルーはおかわり自由ですが、おかわり無しの時点で総重量は5kg超え。もちろんこれまでの完食者は（店主を除き）0名。店主がフードファイターの来店を今かと待っています。こんなとてつもないお店が、本土から訪問が難しいという理由で埋もれてしまうのは実に勿体ないので、我こそはというフードファイターの方。沖縄は意外と近いです。是非ともチャレンジしてみて下さい！