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ネマタの天鳳日記 第71回

ネマタの天鳳日記 第71回

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 西家がポン打がかなり使いづらくなったので切りたいところですが、西家にが当たるとしたらどのような形になっているでしょうか。

西家が待ちの場合:頭頭(くっつき1シャンテン)からポン打 

 くっつきの浮き牌として弱いより残しているのは不自然ですね。同じ理由でカン待ちも無さそうです。

西家がと何かのシャボの場合:頭頭(テンパイ)からポン打

 リャンメン待ちをシャボにしているのですからやはり不自然です。

西家が単騎の場合:単騎テンパイ) でロンしているはずなのでやはり無さそう。つまりこのは通ります。

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 …と決めつけてはいけません。正確には、「トイトイだったら当たり得る」です。放銃する可能性は低いとはいえ、放銃した時は安くないのですから、アガリまで遠いうえにアガれても安いこの2シャンテンから切るのは損と言えます。

 「この牌が当たりだとすれば、待ちを狭くしたり、アガリ損ねや鳴き損ねをしていることになるから通りやすい。」というのは鳴き手に対する読みとして多用されます。

 しかし逆に言えば、「一見損と思える選択をするだけの理由があるなら当たり得る」ということです。そしてその理由は「打点を上げる」あるいは、「既に高打点なので他家に警戒されにくい待ちで待つ」であることがほとんどなので、放銃した場合は高打点であることが多いものです。

 「あまり当たらないが当たった時は安手では無い」牌と「当たりやすいが当たっても安手であることが多い」牌とでは、場合によっては前者の方が切るリスクの方が高いのですが、後者は止めても前者に関してはどうしても無警戒に切りがちです。

 アガリに遠いからといって何でも止めているとアガリやテンパイ逃しで損をしがちですが、「大体通りそうな牌」を切る時は、「当たるとすればどんな場合か」を再確認しておきましょう。

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 それから残り500点になっても何とか粘ってみますが…

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 更に点棒を削られて残り0点。天鳳ルールはちょうど0点は続行ですがかなり絶望的。しかし着順アップの可能性が0でないうちはまだ諦めません。次回に続きます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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