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ネマタの天鳳日記 第190回

ネマタの天鳳日記 第190回

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役牌重なりを狙って役牌を残すか、メンゼンリーチが打ちやすいように19牌を残すか。「現麻本」講座26では、メンツ候補不足の場合(メンツ候補が足りている場合は、悪形メンツ候補しか作らない19牌はほぼ不要牌なので役牌を残すことになります。)2メンツあるようなメンゼンテンパイしやすい形の場合は19牌残しとしました。

 そのためここでも打としましたが、今回はドラが。字牌はメンツになりにくいので、メンゼンでは使い切ることが難しいですが、鳴き手なら重ねればポンでメンツにすることができますし、他のメンツ候補を鳴いてドラ単騎テンパイにも持ち込みやすい。ドラを使わなければ安手止まりであることがおおい以上、今回は打の方がよかったように思います。

 序盤でヤオチュウ牌をどの順番で切るかについては意見が分かれるところですが、結局のところアガリ率はほとんど変わりません。それなら決め手は打点。アガった時に高くなりやすいように、ドラを使いやすい手組を意識したいですね。

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 結果論とはいえ見事にかぶってしまい…

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 テンパイまではするもアガれなかったということは、を残していればアガれていたということ。考慮時間があるのですから、何事もノータイムで打つ前に確認を怠らないようにしたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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