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ネマタの天鳳日記 第189回

ネマタの天鳳日記 第189回

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 ラス前南家とは僅差のラス目。ここでアガって上家を捲りたいところですが、東家が序盤でをリャンメンチー。河の切り順からしてホンイツや123三色、一通、チャンタは考えにくいので役牌持ち。の3択です。

 トップ目とはいえ東家はアガっても連荘で局が進みません。そうすると役牌のみの手で序盤からリャンメンチーは少し違和感があります。もちろんこのあたりは東家の打ち筋次第なので確実とはいえませんが、他の役牌よりはドラを持っていることの方が多そうです。

 しかも、を鳴くと他家から見て役牌をトイツ以上で持っていることが読まれるので、ドラは特に絞られやすくなります。このあたりも打ち筋次第ですが、既にアンコになっていることもレアケースとまでは言えないのではないでしょうか。

 「序盤のリャンメンチー」だけで高打点かつ手牌が整っていると読むのは早計ですが、「高打点でない」「手牌が整っていない」ことを否定する要素があるのであれば、やはり相応に警戒すべきでしょう。

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 東家がをポンして打。これで可能性のある手役が役牌のみになりました。しかも生牌の役牌はドラだけです。

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 こうなると役牌アンコだった場合に待ちの候補になる数牌もおいそれとは切れないのでを止めます。

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 ドラをつかんでしまいました。もちろん止める一手ですが、が1枚見えたので、東家にがアンコである可能性自体は減ったと言えます。

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 「がトイツで片アガリテンパイなら数牌は通る。南家とテンパイノーテンで変わるので可能な限りテンパイは目指したい」…と考えて一旦止めたを切ると東家からロンの声。

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 確かにはトイツでしたが手痛い放銃…実は5巡目にを切った時にラグがかかっていたことを失念していました。脇がトイツでスルーしたというのはやはり考えにくく、偽ラグにしてはラグの間隔がかなり短かったので、東家がアンコからが出たのですぐにパスボタンを押したというのが最も有り得るケースでした。
 先述の通り、単なるのみの手では序盤からをリャンメンでチーされていることに違和感があることまで考慮すれば、が雀頭であることも想定できてしかるべきでした。前回に引き続き役牌のポンラグ関連の問題。以前はこのあたりの読みをほとんど考慮に入れていなかったので、実戦中に必要に応じて的確に判断できるようにしていきたいものです。

 

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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