10月4日から開催される第二回リーチ麻雀世界選手権のレポートをします。斎藤視点からレポートをします。
ラスベガス1日目のレポートはこちら
2日目のレポートはこちら
3日目のレポートはこちら
10/4 Welcome Party (開会式とウェルカムパーティー) 終了
10/5 Hanchan 1-4 終了
10/6 Hanchan 5-8 終了
10/7 Hanchan 9, Hanchan 10, 11(best32),
Hanchan 12, 13(best16)
10/8 Hanchan 14, 15(best8),
Hanchan 16, 17(決勝戦)
まずは昨日の正解発表から。
斎藤のサインは中央左に「超絶技巧 斎藤俊」、青木のサインは中央下部にイラスト付きでサインされています。皆様は分かりましたでしょうか?
さて。予選最終半荘を前にして斎藤の現在のスコアは+121.6。現時点でのボーダーが+85.7なので、現時点では10000点持ちのラスでもボーダー上になる。要するにラス引かずに粗点削らずに・・・を叶えるための戦術を取るつもり。
-Hanchan 9-
斎藤俊-Mccormack(United States)-佐々木寿人(連盟)-Alloati(Argentina)
安全に行って大きなラスを引かなければ通過である。ところが対面に座ったのはかの有名な「麻雀攻めダルマ」こと佐々木寿人である。彼のスコアは△100近くであり現状の可能性は12万点トップというあってない様な条件である。。
東2局。浮いてさえすればよい。
斎藤が北家で
ツモ
700/1300。安めのツモあがりではあるが、この積み重ねが大事である。しかしここから手という手が入らなくなる。ジリジリとテンパイノーテンにより点棒を失うことになる。
南2局
ヒサトから4巡目にリーチが入る。しかしこの時点で既に現物5枚持ち。順番に並べれば少なくとも振り込みはない。
しかし13巡目にあっさりと手詰まる。候補は生牌のトイツ落としか後筋の、か。。。条件的にヒサトはある程度打点を作って来るだろう。ダブであるが候補から外れ、悩んだ挙句若干安全なを切る___
___ロン
ドラ 裏ドラ
ヒサトは私の条件を知ってか少し躊躇い気味に手牌および裏ドラが開示される。痛恨の5200放銃によりラス落ち。ラス前を迎え厳しい状態になる。
オーラス、散家からリーチが入る。現状18300持ちである。ラスのままなら通過には僅かに素点が必要だろう。役なしテンパイから無筋を何枚通したか分からない。
斎藤的には最適なチョイスをしたつもりだ。リーチ棒を出して和了できなければ1000点の損失。メンゼンなのでツモ和了は可能でもある。そして斎藤がハイテイ牌をツモ切り・・・流局。僅かながら1500点の加点。今はそんな点数も大切。
大会を通して初めての19800持ちの、そして痛恨のラス(△25.2/total +96.4)で結果待ちに。
斎藤+96.4
ボーダー +96.7
なんと34位で敗退・・・僅か300点での敗退となった。
300点が動く要素は多くある。流局テンパイを入れ損ねた局はなかっただろうか。他家に無駄なテンパイを入れさせたりしていなかっただろうか。和了は適切か。無駄な放銃はなかったか。無駄なリーチ棒は出していないだろうか。。。9半荘自分出来る限りの完璧を打ち通せる人などいないだろう。
多くのことが頭をよぎるが後の祭り。負けたのだ。
協会唯一のBest32へ勝ち上がった近藤千雄も最初のトーナメントで敗退。協会内に重い空気がのしかかる。。。
明日へ続く。続きます。
-協会メンバー3日目(予選9/9)終了時スコア-
近藤 +119.8(18)
(32位ボーダー:+96.7)
斎藤 +96.4 (34)
五十嵐 +42.5(55)
谷口 +41.3(67)
日向 +41.1(68)
桐山 +20.6(92)
青木 +2.4(108)
会田 △81.1(181)
()は順位