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ネマタの戦術本レビュー第449回「麻雀勝ち組の鳴きテクニック 著:川村晃裕 その1」

ネマタの戦術本レビュー第449回「麻雀勝ち組の鳴きテクニック 著:川村晃裕 その1」

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第1章テーマ1

 練習問題1の手牌はの両方の受けがかぶっている形。初見で正解を選べる人はなかなか居ないと思います。

 「アガリトップならドラは見ない」とはいえ、言葉そのものにとらわれていると、練習問題2の手牌でツモのタンヤオ変化を見落とす原因にもなります。判断はなるべくシンプルに行うべきですが、視野は広く持つようにしたいものです。

テーマ2

 アガリトップでもシャンテン戻しをした方がアガリやすいのであればそうすべきです。先にペンチャンが埋まらない限りは、を残すことでクイタンに移行する変化が残った方がアガリやすくなります。

 平場なら打とします。平場でもクイタンに移行できることはメリットであり、イーペーコー変化もあることからペンチャン落としと考える方もいるかもしれませんが、今度はツモ時にペンチャンを残し打で1シャンテンに取った先に789三色への変化が残ります。役無しの受け入れを残した先に残る役有りへの変化も見落としやすいところです。

テーマ壱

 基本的に色が違っても数字が同じなら、数字が違っても真ん中である5との距離が等しければ、アガリやすさの観点からは牌の価値は等しいです。逆に言えば牌の価値が変わるとすればドラや手役絡みということになります。一つ一つが戦績に与える影響は極めて小さいものも多いですが、選択頻度自体は極めて多いので軽視できません。特別意識しなくても正着を選べるように練習しておきたいものです。

本記事に関するご紹介

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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