日本プロ麻雀協会のプロ歴5年以下の選手が出場できる「第17期新人王戦」の決勝(5回戦)が行われ、プロ5年目で新人王ラストチャンスとなっていたの佐治敏哲がトータル166.7ポイントで優勝した。
5回戦を迎えた段階で佐治はトータル97.6ポイント、松崎が58.8ポイントとなり、差が40ポイント以内であるため、松崎はトップを取れば優勝という条件であった。最終半荘は松崎があがりを重ね、松崎が49900点持ちのトップ目、佐治が19700点持ちの3着目で佐治の親番となるオーラスの迎えた。
このオーラスで佐治が粘り、2600オールのあがり、1本場は佐治の先制立直で一人テンパイ。この2局で2着目に浮上。
そして迎えた2本場、4巡目に松崎が役なしの待ちを聴牌。先制立直とするも、親番の佐治が本手で真っ向勝負。タンヤオ・平和・一盃口・ドラ1が確定の待ちで追いかけ立直。ツモでも直撃でも逆転となる。ここで松崎がを掴み裏1。佐治が松崎からの会心の18000は18600の直撃となった。最終局は全員ノーテンとなり、佐治が優勝を決めた。
優勝した佐治は「2回以上トップを取る、ラスを2回引かない を意識して打とうと考えていて、1回戦目に劇的なラス回避ができたことがとても大きかった。そのことが最後に実を結んだと思う。優勝できて本当に嬉しいです」と喜びを語った。
【最終成績】
1位:佐治敏哲 166.7
2位:松崎真也 65.5
3位:坂本太一 ▲48.9
4位:川崎たかし ▲183.3
【日本プロ麻雀協会新人王戦概要】
日本プロ麻雀協会所属5年以内、Aリーグ未経験者を対象とした、新人プロの登竜門。
毎年5月の連休時に開催される。
歴代優勝者
第1回 宇野 達矢
第2回 阿賀 寿直
第3回 渡辺 順洋
第4回 伊達 直樹
第5回 宮崎 信一
第6回 小倉 孝
第7回 朝倉 ゆかり
第8回 濱 博彰
第9回 吉田 俊介
第10回 逢川 恵夢
第11回 小川 裕之
第12回 黄河 のん
第13回 田村 翔悟
第14回 谷口 浩平
第15回 高津 圭佑
第16回 中月 裕子
第17回 佐治 敏哲