ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第157回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その7」一限目 講座7 本書で取り上げられているレート、ウマ、オカ、祝儀比率について、1000点=1ptとして順位点(1位-2位-3位-4位)と、祝儀が何点相当かを表すと以下のようになります。 1 35-5-▲15-▲25 2pt 2 45-5-▲15-▲35 2pt 3 35-5-▲15-▲25 3pt 4 45-5-▲1...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第156回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その6」一限目 講座6 例えばとあれば、3メンチャンへの変化を残しやすいように打としますし、とあれば、の1枚分受け入れは減りますが、リャンメントイツになる変化が多いという理由で受けを残す選択もあります(この程度の差なら場況次第ということが多そうですが)。 このようにシュンツの近くに面子候補があると変化面で有利になるという性...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第155回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その5」一限目 講座5 両面VSドラシャボ - とりあえず麻雀研究始めてみました 図Aの牌姿については既にシミュレートされており、本書の通り巡目が十分あるうちは打有利という結論が出ています。リャンメンをカンチャンにしてもアガリ率は半分にまでは落ちないので、30符3翻のリャンメンよりは30符4翻カンチャンの方が有利、よって先に...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第154回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その4」一限目 講座4 麻雀のルールの中で打ち方に特に影響を与えるのが順位点関連で、1半荘の中で最も順位点の影響が大きいのはオーラスですから、普段打っているのと違うルールで打つ場合は、まずオーラスの打ち方について確認することをお勧めします。 順位点の割合や、順位以外に素点を評価に含めるかどうかでどのように打ち方が変わるかに...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第153回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その3」一限目 講座3 図Aの点数状況で南家から18000を出アガリした場合、「麻雀順位予想計算機」によるとトップ率約56%(2着率約32%、3着率約11%)。しかも下位の大差の2着目の北家はなるべくトップを目指すように手作りしてくるでしょうから、実際はもう少し逆転される確率が高くなるかもしれません。 25000点持ち30...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第152回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その2」一限目 講座2 「現麻本」や「天鳳本」でも押し引き判断の基準について取り上げましたが、単純な局期待値であれば、子のリーチに対して、こちらも子でテンパイしているのであれば、たとえのみ手悪形待ちであっても、ベタ降りとの比較であれば押しがさほど悪くないということがシミュレーションによる研究結果から分かっております。 テン...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第151回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その1」一限目 講座1 祝儀5000点相当のルールでの図Aの手牌からは打が推奨されていますが、現在の研究では打の方が有力であることが分かっています。 23赤5の待ち選択その6・祝儀ルールも加味 - とりあえず麻雀研究始めてみました 打が有力とされているのは、従来の研究では祝儀5000点相当のチップの価値は、平場なら1枚あた...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第150回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その10」テーマ10「メンタルをどう整えるか」 ・麻雀の知識を増やす 今回は御三方の意見についてそれぞれ私の見解を申し上げます。正しい知識を身につけるというのは、今まで独学で打ち方を身につけてきた方や、データにあまり興味が無く直感に頼って打っていた方には特に有力と思われます。正しい知識が身に付いていないと、不調が続くとそれを...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第149回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その9」テーマ9「カンはするべきか」 「カン」も従来の麻雀観では過小評価されることが多かったように思われます。その理由として挙げられるのが、「カンドラは自分に乗ることより、他家3人に乗ることの方が多い。」「自分が鳴き手の場合、自分に乗るのはカンドラ1種だが、メンゼンの他家はカンドラとカン裏で2種ある。」というものです。 しか...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第148回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その8」テーマ8「ブラフ、けん制はどうやるか」 本書で強者の意見が一致している通り、「ブラフが主な目的の仕掛け」が有力になることはあまり多くありません。 アガリがかなり厳しい手とはいえ遠い仕掛けを入れると運良くメンゼンでリーチできる可能性が無くなるというのもありますが、もう一つの問題点として、仕掛けで他家全員を降ろせること...