こんにちは、近代麻雀でコラムを30年くらい書いている山崎一夫です。
かつて「麻雀で食え!」という戦術を20年くらい連載しており、単行本にも3冊なってます。
現在はそれに代わって「でかぴん麻雀入門」を連載してます。
ここではかつての記事を再録し、現代に合わせた新たなコメントを付けています。よろしくお願いします。
メンゼン攻撃の基本はメンタンピン+オマケ
①: ドラ
上の牌姿は、前々回に紹介したもの。現在イッツー目のある1シャンテンですが、ドラの受け入れに備えてやを切らないように、と書きました。
「いつまでもドラソバを持っていると危ない」とは考えなくていい。もしやが重なったら、イッツーは即ヤメ。
②: ドラ
③: ドラ
②、③のようにドラ受けのある3メンチャンでピンフを狙いましょう、とも。
イッツーは価値ある2ハン役ですが、①の場合だとペン がネックになるし、リャンメンのの部分も、先に安目のを引くと、ちっとも楽しくない。
また、④のような一見期待できそうな3メンチャンでも、安めが多いことに変わりはない。
④: ドラ
このように、メンタンピンのチャンスがある牌姿なら、そちらに移行したほうが効果的です。
次はメンタンピン・イイペイコの20枚受け(正確には19枚)1シャンテン。
ツモ ドラ
ここにを引いてきました。現代のスピード麻雀なら、イイペイコよりも3メンチャンを目指して切りが正解。
ドラ
こんな13枚がいいでしょう。さらにツモで切り。
ドラ
これなら、メンタンピンと、2種類の三色が無理なく狙える。アガリ点と受け入れ枚数が多い、すなわち期待値の大きい1シャンテンになるんです。
何切る?ではイッツーを捨てる
先に出たこの牌姿も
ドラ
イッツーを捨てれば2種類の三色が狙える。
ドラ
ドラ
とか、
ドラ
ドラ
など、他にもまだ三色のパターンがありますよね。一般的に言って、実戦や何切る? クイズなどで、イッツーと他の役やドラとの分岐点に立ったときは、イッツーを捨てたほうがいい。
これはイッツーとピンフ。
ドラ
イッツーとタンピン・イイペイコ。
ドラ
次のはイッツーとチャンタ。
ドラ
ただし、チャンタは同じ2ハンのイッツーと似たようなディメリットがある。
待ちが不自由だったり、逆に
ドラ
このような形になったりなど、役が確定しなかったりすることだ。
ではイッツーとイイペイコはどうだろう。
ドラ
メンゼンのテンパイチャンスだけなら、イイペイコが有利だけど、チーテンのアガリトップならイッツー残し。さらに形式テンパイ狙いなら、棒テンのイイペイコ残しだ。
上記手牌のように、イイペイコだけで待ちも悪いケースは、例外的にイッツー残しもやむナシを得ない。
ではチャンタや純チャンやドラが複合したらどうか。
ドラ
ドラ
ドラ
イッツーもチャンタも、食い仕掛けの後の柔軟性が無いので、食い仕掛けには不向き。それでも、切りでイッツーを捨てたほうが良さそう。
ドラ
こんな1シャンテンも悪くありません。
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