爆岡みたいな漫才スタイルに憧れたりします。
------原作が漫画である作品を演じることの難しさ というものはどのあたりにあるのでしょうか?
矢本 一番難しいのは、原作ファンの方々が見てどう思うか、という部分ですね。原作のある作品はもちろんその原作自体がとても人気のある作品だから映像化されるので、その原作ファンの方々が大勢見る作品になりますからプレッシャーはありました。僕自身は、この映画としての鉄壁を演じることに全力を注力しました。
------石田さんにお伺いしたいのですが、お笑いと麻雀に共通点のようなものはあるのでしょうか?
石田 そうですね、僕は鉄壁みたいな漫才スタイルなので、爆岡みたいな漫才スタイルに憧れたりします。
------爆岡みたいな漫才スタイルと言うと?
石田 わかりやすく言えば笑い飯とか、千鳥とか。こんなやり方あるんだ!?って思わせるやり方ですよね。でも、初見だとビビるけどよくよく見て聞いて考えてみると、実はすごい緻密で。鉄壁みたいなことをやっていたりするんですよね。変わったことをやっているように見せて、実はベタなことをやっていたりして。「見せ方」を変えているだけなんですよね。麻雀にもいろいろなスタイルがありますがそれぞれ自身の中で計算されて積み重ねた自身のスタイルなのではないかなと。
------石田さんはお父様から麻雀を教わったとのことでしたがきっかけは何だったのでしょうか?
石田 正月に親戚一同が集まるときに、皆で麻雀をやりだすんですよ。その時に親父の膝の上に座って麻雀を見たのが初めてでしたね。当初はよくわからずにずっとぼけーっと見ていたのですけど、今にして思うと、どうも親父がサイコロ振ったときだけなんか手が良かったんですよ。これはどうやら、ちょっとズルしてたかなと(笑)気のせいの可能性もゼロではありませんが、手詰みで酔っ払ってからやる麻雀でしたし、ぬぐい切れませんね(笑)
矢本 石田さん、それは・・・100%やってますね(笑)
------今ではどの程度の頻度で麻雀をされていますか?
石田 東京出てくるまでは結構な頻度でやっていましたが東京きてからは相手があまりいなくてできていないんですけど、それでも親戚で集まったときとかにはやっていますね。年に一度とかですが。
------将来お子さんに麻雀を教えてみようかなと思いますか?
石田 そうですね。双子なのできっと七対子はめちゃくちゃうまいんじゃないですかね。もしプロになるなんてことがあったら、七対子職人になるんじゃないでしょうか(笑)
------うーん、どこかで聞いたことがありますね、そのような方(笑)
石田 実際双子で同卓してたら意思疎通がすごくてイカサマ感があるかもしれませんが(笑)
所作は必死に練習しました、ダメ出しもお待ちしております(笑)
-------今回のノーマーク爆牌党の出演者の方々の中で、特に印象的な方はどなたでしたか?
石田 やっぱりモロ師岡さんですね。ほんとにいつも自由で。好き勝手して帰っていきましたね(笑)ちょっと羨ましくなりました。
矢本 本当ですか?羨ましいですか?(笑)
石田 うん、すごかったじゃん。
-------他の麻雀に関する作品とノーマーク爆牌党で違いを感じたりする箇所はありましたか?
石田 とても昔の作品であるにも関わらず、非常に細かく描いていることに驚きました。また、カッコよく書きすぎてないのもいいですね。理論的な、バイブル的な要素もあって。キャラも豊富だから飽きないですよね。
矢本 絵もすごくいいですよね。すごい自由。この時代特有のものなのかなあ。今はどの漫画もなんか絵が上手に綺麗にまとまってしまっている印象がありますが、この作品は本当に「書きたいものを書く」という感じがして。
石田 いい意味で気が抜けてるよね。
矢本 そうですね。日常のシーンのテンポもよくてとても読みやすいです。本当に自由で。だって河童出てくるとか、あります!?(笑)
-------最後にこの映画を見る方々にメッセージをお願いいたします!
石田 この作品は麻雀を知っている方にはより面白く感じられるとおもいます。あの場面の爆牌がこう活きてくるんだなって注目して見ていただければなと思います!あと、所作は我々必至に練習しました。拙いですが温かい目で見ていただければと思います!ダメ出しもお待ちしております!(笑)
矢本 麻雀好きにはたまらない伏線がたくさんあるようです。私は半分も理解できていなかったりしますが。麻雀をわからない方でも、それぞれのキャラクターに注目して頂ければ面白い人間ドラマとして楽しめると思います。鉄壁も感情移入しやすいキャラクターですし。就職を含めた自分の進路の葛藤など、若い世代の子が感じている現実に近しいところがありますので是非そういった部分にも注目してご覧ください!
『ノーマーク爆牌党』実写映画 初日舞台挨拶のお知らせ
公開初日の10/27日(土)に舞台挨拶が行われます!
場所:シネマート新宿
日時:10月27日(土) 16:25の回上映後/19:10の回上映前
登壇者:石田明(NON STYLE)、矢本悠馬、長澤茉里奈、高崎翔太、富澤昭文監督
こちらもお楽しみに!!
作品概要
出演:石田明(NON STYLE) 矢本悠馬
長澤茉里奈 高崎翔太 永田彬 / モロ師岡
原作:「ノーマーク爆牌党」片山まさゆき(竹書房刊) 脚本・監督:富澤昭文
製作:永森裕二 プロデューサー:石川博幸/笠木望 キャスティングプロデューサー:久保田隆久
製作:「ノーマーク爆牌党」製作委員会 配給・宣伝:AMGエンタテインメント
制作:レフトハイ 麻雀監修:麻雀企画集団バビロン 協力:日本プロ麻雀連盟
(C)2018片山まさゆき/竹書房/『ノーマーク爆牌党』製作委員会
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