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もっと勝つための現代麻雀技術論 第159回 「実戦問題9」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第159回 「実戦問題9」

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前回の解答、解説

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 問1 でチーして打

 シャンテン変わらずの鳴き。面子候補を崩して、浮き牌を強化する食い残しの鳴きに相当します。

 メンゼンを崩すうえに鳴くと1翻の手ですが、が残り1枚、が残り0枚なので実質シャンテンを進める鳴きに近いです。

 守備力が落ちるデメリットもありますが、親なら安手でも1手進んで鳴いてテンパイにとれるタンヤオ1シャンテンになれば他家からリーチが入って押すことになっても悪くないので、「親なら守備力よりはスピード」とみて鳴きます。

 子なら1手進んだタンヤオ1シャンテンの時点で他家からリーチがかかると、降り有利だけど安牌が無い状態になるのでスルーが無難とみます。

 問2 チー打

 シャンテン変わらずの鳴き。面子を鳴いて789三色をつける食い替えの鳴きに相当します。

 これもメンゼンを崩すうえに鳴くと1翻の手。スルーしてメンゼンで789三色に変化して高打点が狙える可能性もあるので平場ならスルーしますが、今回はラス前で満貫ツモでもトップに届かない2着目で、3着以下とは僅差なので、低打点でも高打点の手で鳴く場合と同様に鳴きます。

 今回のように、局面や点数状況を考慮して鳴くかどうか判断が変わるケースもよくあります。より具体的には、状況判断の回で取り上げたいと思います。

 

 実戦編はここまでです。今回も麻雀クイズを出題します。

 問 オーラス0本場、トップの打ち手があがって半荘が終了したにもかかわらず、トップだった打ち手は何と3着でした。一体何があったのでしょうか。また、トップだった打ち手の終局時点の点数として考えられる最低点は何点でしょうか。ルールは天鳳段位戦準拠(トビあり)とします。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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