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もっと勝つための現代麻雀技術論 第161回 「一打の価値」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第161回 「一打の価値」

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 今回から第2章「押し引き」の項目に入ります。

 現麻本では、麻雀で勝つうえで必要になる知識を一通り網羅するやり方で戦術論をまとめているので、実際はあまり重要でない内容も多数含まれています。

 効率よく上達するために必要なのは、ただ闇雲に知識をつけることではなく、自分がまだ身についてなくて、なおかつ戦績に影響を与えやすい重要な技術を身につけること。言い換えれば、一打の価値が高く、なおかつ自分がミスしやすそうな局面において正しい知識をつけ、実戦でミスをしないように技術として身につけることです。

 第2章は「押し引き」、つまり、他家から攻撃が入った場合に、攻めるか降りるかをまず判断して、攻めるなら何を切るべきか(あるいは降りるなら何を切るべきか)について取り上げました。

 他家の攻撃が入った段階というのは、第1章「手作り」で取り上げている、他家の攻撃が入っていない段階に比べ、「一打の価値」が非常に高くなっています。

 例えば他家が8000点の手をテンパイしている時にその他家の当たり牌を切れば、結果は「8000点の失点」になります。一方、自分が8000点の手をテンパイしていて、仮に他家が当たり牌をうっかり見逃してしまったとしても、まだアガリの可能性は残っているので、必ずしも「8000点のアガリ逃し」になるとは限りません。

 前者のミスの方が後者のミスより戦績に影響を与えやすいことになります。しかも、後者のミスは簡単に防げる一方、前者のミスは押し引き判断や、安全牌探しの技術が身についていなければしばしば起こります。

 もし、「一打の価値」が高い局面におけるミスを全くしない打ち手がいるのであれば、その打ち手が仮に細かい技術については全く知らないとしても、現状の誰よりも強い最強の打ち手であると言っても過言ではありません。

 ですので、現麻本は本の構成上どうしても細かい技術の話が多くなってしまいましたが、もし細かい技術にとらわれて、重要な局面でのミスが増えてしまう(ネット麻雀なら時間切れで切るはずのない牌が切られるミスも含む)ようであれば、細かい話は一旦脇に置いて、押し引きに関する技術、特にベタオリについて、単に知識として知っているだけでなく、実戦で意識をしなくても間違わずに打てる程度に技術を身につけ、打牌選択の精度を高めていけるように努めることをお勧めします。

 特に、座学は好きだけど実戦はそこまで回数をこなしていないという方は意識されるとよいと思います。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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