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第252回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第252回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ                               

新雀士情報。「誕生日に両親が事故で亡くなる」「空を自由に飛べる鳥に憧れる車椅子キャラ」「CV堀江由衣」。雀key会を名乗っていた身として見過ごせないキャラが登場しました。久々に魂天神社にお賽銭を弾むやもしれません。

男性雀士は白髪長身のイケメン。A-37はどうやらコードネームな模様。名画が好きという意外な設定。自称麻雀AIのKR-976こと涼宮杏樹のライバルになったりするのでしょうか。

雀魂牌譜

東1局

「高目の受け入れだけ残る」「危険牌先切り」「[七]を出やすくする」。これだけ条件が揃っていると[四]を切りたいところ。今回は「重ねて鳴かれる前に生牌役牌先切り」を優先して[中]を切りましたが、1枚切れなら[四]を切ってました。

数巡後[四]を切ったところで対門はタンヤオドラドラのポンテンにも取れる牌姿でしたが、メンゼンで手を進めて力強い6000オール。鳴かれやすい牌を切ることで結果的に失点を軽減できることもありますが、目論見通りにはなりませんでした。

東1局2本場

対門が配牌からいきなり[6]を手出しでトイツ落とし。これが[6][六][1][2]なら、和了に遠いところから手役をつけにいった可能性が高そうですが、[6][6]となるとそのような不要牌も無ければチートイツ狙いでもないということ。「和了に近いうえに手役つき高打点」の可能性がいかにもありそうです。こうなればマンズホンイツにこだわらず、[中]のみでもよしとして手を進めるところ。

案の定対門はそれから[中][①]と2回手出しを挟んだだけで満貫聴牌。ツモられてしまいました。

東2局

ドラ[西]を使えないタンヤオよりは123三色優先。トイツができた時は七対子2シャンテンになるので打[6]

ただし手役やドラを残そうとすると、「手役やドラに絡まないが、場況からメンツになりやすそうと読める牌」を残しづらくなるので聴牌してもアガリにくい待ちが残りがち。ドラも三色も崩れたうえにあまりアガリやすそうに見えないカン[②]残り。それでもリーチしないよりはマシとみてリーチ。無事和了することはできましたが、リャンメン待ちで追いかけられたうえに[②]はラス牌。先制聴牌なら大体リーチとはいえ、それまでの手順には検討の余地があることも少なからずあります。

東3局

3巡目ならドラ[⑨]残しも点数状況次第で十分ありそうですが、運良くドラを重ねてリーチツモ裏で6000オールになってもまだトップに届きません。こういう時は無理に打点を追わずに手を進めます。

ただし打[⑨]としてツモ[2][3]なら打[1]。和了率に大差ないのでタンヤオがつく受けを残します。

河が強いうちに聴牌したので、少しだけ裏ドラが乗りやすいように打[五]リーチ。ダントツの対門が押し返してきてヒヤリとしましたがリーチ宣言牌の[②]で和了。手牌を開けてみれば押し返してくるのも当然の手。ドラ[⑨]を残していればドラ単騎リーチになり逆に自分が振り込んでいました。

東3局1本場

[5]としましたが、ツモ[2]で234三色1シャンテンになることを踏まえると打[六]。あるいは上家がソーズ一色手傾向であることも踏まえて他色で待ちやすいように打[8]でしたでしょうか。

トップがかなり遠い2着目となると和了のリターンより放銃のリスクが大きいとはいえ、親で役無しドラ1の手をダマにするのが得とも思えずリーチを打ったのですが、ツモが少しずれていれば他家に高い手を放銃していたところ。そうなると前図の段階で打[8]として役有りになる受けを優先すべきだったということになりそうです。

南1局

中盤でターツを1つ落としても2シャンテン。マンズは場に高く将来危険牌になりやすく、[⑧]は対門に現物で切り順から上家にも通りやすい。打[一]としてみましたが、それなら前巡[西]切りのところでマンズを落とすべきだったでしょうか。234三色の青写真が頭を離れず切るタイミングが遅れてしまいました。手役を意識し過ぎるのは和了率を落とす以外にもこうした弊害があります。

ダマ3900は大体リーチしますが、南場でトップがかなり遠い2着目でなおかつ巡目も深い。流石にダマにしました。リーチが強いとされるのは、リーチを打って打点を上げることで上位を目指しやすくなるため。リーチを打ちたい人も、打ちたがらない人も改めて意識しておきましょう。

リーチをしていれば出なかったであろう[⑦]が下家からこぼれて3900和了。この和了が活きてオーラスまで無事2着を守ることができました。

 

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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