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第328回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第328回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ
 
麻雀プロのリーグ戦でも赤ドラ有りルールで対局されるようになって久しいですが、昨年発足した三人麻雀の競技団体では5の数牌が全て赤ドラのルールが採用される等、競技の場でも巷で遊ばれることの多いインフレルールが浸透しつつあります。
 
「現代麻雀技術論」以前から、リーグ戦も巷で行われているルールに合わせるのが望ましいと考えていた私ですが、最近ではそれとは別に、昔ながらのルールで遊べる機会も増えて欲しいと考えるようになりました。
 
その理由は、①一度インフレ麻雀に慣れると元のルールで楽しむ事が難しいと感じる人が少なくない。②麻雀のルールは時代を経るにつれどんどんインフレ化してきたが、日本麻雀の枠組みではこれ以上のインフレ化が難しい。この2点にあります。今だけではなく、それこそ100年後の麻雀界を見据えるうえで、インフレに頼らない麻雀の楽しさをお伝えしていきたいですね。その一環として、「インフレの余地がない点数制度」を導入した新しい麻雀的ゲームを考案してみました。
 

雀魂牌譜

東3局

一発裏無しルール@雀愉。ドラ[東]がメンツになるようなら2シャンテンに戻した方がアガリやすくなる形ですが、一発裏無しということは普段より表ドラの需要がずっと高い。普段のルールでも七対子1シャンテンを維持することが多いので今回も打[⑥]としました。

無論[東]が鳴けるようなら鳴くのですがこうなると[⑥]切りがロス。前局も役牌ドラが意外と容易く切られていたので、他家の打ち筋を考慮して打[7]がよかったのかもしれませんが、[7]を切って[東]が鳴けない展開は相当アガリが厳しくなるので個人的には選びづらいです。

結果は南家のリーチに西家が放銃。南家の手にはドラが無いのがこのルールでは確定しているので、西家も東家に通っている牌なら南家に通っていなくても切りやすい。見えている牌によって押し引き判断が変わりやすいのも一発裏無しの面白いところです。

南2局1本場

またもやドラ役牌が対子。今回もドラがポン出来るとみるなら打[8]ですが、ポンできなかった場合を見据えてホンイツとチートイツの目を残す打[六]

またしても早々と切られるドラ[白]。無論ポンしますが、ポンできるならマンズリャンメン残したかったというのが正直なところ。

チー打[8]ならポンテンでリャンメン聴牌が取れる形が残ります。まだ巡目に余裕があることもありチー打[②]を選択。

運良くハネ満のアガリとなりトップに立ちました。

南4局

オーラストップ目。普段のルールならオーラス役無しリーチを打つことで他家に逆転される展開をさほど気にしませんが、一発裏無しで東家以外に満貫ツモでも逆転されないとなるとなるべくリーチは控えたいところ。配牌の段階なら役有りへの変化を残すように打ってもアガリ率が下がりにくいので、平和、役牌重なり、789三色、チャンタをみて[⑧]を1枚外してみました。

西家からのリーチなら満貫ツモでも逆転されないからと降りていると南家から追いかけリーチ。

リーチ棒が出たので西家の満貫ツモで捲られ。しかし南家リーチが入るまでは西家はリーチしても北家直撃以外は順位が変わらないので、他家からリーチが入るか三色に手変わりする牌を引くまではダマがよさそうでした。これも一発裏無しならではの判断なので普段打ち慣れていないと気付きにくいです。南家はどんな手かと思いきや何とツモり四暗刻でした。このようにリーチ棒出費の1000点が大きな意味合いを持つ展開も増えるので、なおのこと精度の高いリーチ判断が求められるところも一発裏無しの面白いところです。それではまた次回。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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