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ネマタの戦術本レビュー第118回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その30」

ネマタの戦術本レビュー第118回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その30」

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Q205
 悪形イーペーコーよりは平和。自身は、ツモでイーペーコー目、ツモでエントツ形を作るので端牌の中ではかなり価値が高い牌。あくまで他の牌との比較で考えましょう。

 

Q206
 ツモなら三暗刻への手変わりもありますが、ドラとなると打点的メリットも薄いので基本即リーチ。ドラ無しならダマで手変わりを待つことが多いです。

 

Q207
 仮にピンズがであれば、打とするとツモで良形テンパイを逃すので、良形テンパイだけでも打1sと比べて1枚多いのみ。しかしなら、ツモもノベタンになるとはいえ、3メンチャン(しかもドラ)とは結構大きな差がつくので、例外的に打がよくなります。

似たような例として

 ポン

なら打ですが、

 ポン

 

ならツモチーの3メンチャンテンパイがあるので打というのもあります。特殊なパターンなので覚えてしまうのが得策です。

 

つぶやきへのコメント
 ミスに気付けることは大事ですが、反省は対局後にしないと判断に悪影響を及ぼしがちです。過去にとらわれず未来に不安を抱えず。常に今ここでの選択と心得ましょう。

 

Q208
 雀頭を作りやすい、面子に繋がった面子候補がないので、を残してツモでも手変わりとしてイマイチ(むしろツモで三色目ができるのでを雀頭固定した方がよい)な一方、残しはツモで明確によりよい手になるので残しです。

 

Q209
 Q208に対応していますが、Q63の類似問題でもあります。今回も引きの方が主な理由のように書かれていますが、は1枚しかないので、どちらかと言えばドラツモで雀頭を振り替える変化があることの方が重要です。

 

Q210
 ツモでテンパイを逃しても手広いくっつき1シャンテン。何巡目なら変化より受け入れ優先するかというのが常に問題になりますが、こういった境界線上の判断が気になる程度には基本的な手作りの技術が身に付いたならば、単純な巡目で決めるよりは、このテンパイ逃しすら局面的に温いと判断するなら打というように、場況に応じた判断を心がけた方が成績への寄与が大きいでしょう。

 

つぶやきへのコメント
 男女比に大きな差がある業界では、この手のトラブルが付き物です…私は経験したことないですけどね(笑)

 

Q211
 選択肢にリャンメン固定が無い面子候補オーバーの問題は流石に迷わないと思います。実際には結論が出しにくい問題もありますが、本書は意見が分かれにくい問題を中心に出題しているので、その辺りについてはまた機会があれば考察することにしましょう。

 

Q212
 タンヤオもドラも1翻、残り巡目が十分にあれば悪形面子候補より中ぶくれ形の方が面子を作りやすいので、仮にマンズがでも打とするところです。

 

Q213
 例によって親かどうかはあまり関係のない問題。面子候補がいずれも悪形のヘッドレス1シャンテンなので、打としてもノベタン待ちになる受けが打に比べ1種しか増えず、ピンズもソーズも雀頭を作りやすい面子候補なので、良形に変化した場合はむしろを残している方がよりよい1シャンテンになりやすいというのが打有利になる要因です。

 

つぶやきへのコメント
 少し前から台湾まぜそばが気になっていましたが、先日いただく機会がありました。今度そちらの記事も上げることにします。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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