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ネマタの戦術本レビュー第117回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その29」

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Q199 
最近では、悪形でも先制テンパイなら基本即リーチとはいえ、のみ手悪形は避けるというのが主流のようですが、個人的にはそれほど手変わりが多くなければさほど悪いとは考えていません。
ただ、のみ手悪形になりやすい場合は手変わりの価値も相対的に高く、多くの場合はテンパイ以前に、よりよい手を目指す選択があるものです。
また、「とりあえずリーチしておけばいい」と考えていると、よりよい手を目指す選択や、場況や点数状況を考慮した打ち回しが疎かになりがちです。

 

Q200 
ドラ無しの場合は三色がつく打点的メリットもあり、ピンズで雀頭ができてテンパイした場合は、があるとはいえ先切りしたカン待ちの方が有利になりやすいので微妙なところ。
序盤は受け入れ枚数差が気にならず、先きりの効果も強いので打、中盤以降は打というところでしょうか。

 

Q201 
前回のQ198もそうでしたが、面子候補オーバーの1シャンテンは5ブロックに受ける以外選択しようがないので、5ブロック云々の話に言及する必要はなかったですね。
かなり多くの問題を差し替えることになったため、その辺りまで手が回らなかったという経緯があります。ご了承下さい。
シャボが内寄りなら変化が多いのでシャボ残し、端寄りなら待ちの強さでやはりシャボ残し。
ただしトイツ落としなら、もう一方のトイツがアンコになってテンパイを逃した場合も手広くなるというメリットはあるので、場況込みでどちらを選ぶか微妙と判断した場合は実戦ではカンチャンを残すことも少なからずありそうです。

 

つぶやきへのコメント 
そのような団体については存じませんが、「メンバーは客のリーチの一発消しは禁止」という制約がある雀荘はあるようです。客商売でもある以上仕方のない面はあったのかもしれませんが、
誰しも麻雀を覚えたての頃であれば、一発消しやもろ引っ掛けリーチを特別不快に思うことはなかったはずです。
実はメンバー制約こそが、ルール上は正当な行為について、未だに不快に思う人が後を絶たない原因になっているのかもしれません。

 

Q202 
受け入れに差がつかない場合は、変化面で差がつかないかを検証しましょう。近くに面子候補があれば、ツモによって面子候補を入れ替えることができるので、その入れ替えによって手役がつく場合があります。

 

Q203 
単純に28牌よりは37牌を残すと考えれば十分です。
ドラの場合はどうでしょうか。打とするとツモでリャンメンカンチャンができますが、打としてもドラを変化として残せると考えれば悪くない。
一方はツモで高め三色が残るので、これは打がいいですね。

 

Q204 
比較が難しい問題ですが、良形ばかりの2シャンテン同士の比較なので、リャンメン固定の打、浮き牌切りの打、雀頭固定の打もアガリ率ではあまり差がつかないので、アガリ時の打点が高くなりやすい選択を選べば間違いが少ないと思います。
今回は三色があることと、ドラなのでドラそばの価値が上がり、他の色で面子を作りやすくした方がドラをもう一枚使える受けが増えることから打に分がありそうです。
ドラ無しなら平和がつきやすい打
ピンズの形がずれて234三色にならないならタンヤオがつきやすい打でしょうか。

 

つぶやきへのコメント 
1000戦以上点5の雀荘で打って、場代さん込みで浮くどころか、場代さんの収入に勝った人を知っています。現麻本実戦編でも紹介させていただいたあの方です。
氏との出会いがなければ、麻雀というのは「科学する麻雀」に書かれている程度のことが出来れば十分に勝てて、後は単なる運ゲーだからやっても仕方ないと思い込んで麻雀をやめていたかもしれません。

 

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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