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ネマタの戦術本レビュー第125回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その37」

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Q262 
落としなら東をポンすれば満貫テンパイですが、先にリャンメンが埋まった場合はのシャボ待ち。
とした場合はリーチドラドラのリャンメン待ちなので打点十分で、ダブ東の出にくさもありリャンメン残し有利。
1シャンテンなら先にが出るよりはリャンメンが面子になってテンパイすることが多いので打有利とみます。
これがドラ無しなら、ダブ東は出にくいとはいえ打点差が大きいのでリャンメン落としとします。
を切ってもは鳴いた方がよいので、平和をつけるよりは変化を残す方がよいとみます。

 ダブ東がであっても打とする人が多そうですが、先にを引くなら中をトイツで残した方がいいとはいえ、トイツが出来る前に中が出た場合に鳴くかどうかは微妙(雀頭を作りやすい面子候補がなく単騎待ちになりやすいとはいえ、仕掛けがきく分鳴いた方がアガリ率は上、但し今回はツモが出ていくデメリットもある)なので、私は役牌の場合は平和をつける打とします。

 

Q263 
ツモなら順目的にもペンで即リーチを打てる方がよいので今回は打としますが、ツモでテンパイ外しをする方がよいのであれば、先にペンチャンを外します。
ペンチャンを落としてを引いたら痛いと考えがちになりますが、より他の有効牌を引く可能性の方がずっと高く、その時によりよい手になるのですから気にすることはありません。
特定の牌を引いた時のことより、特定の牌以外を引いた時によりよい手にすることを考えるべきです。

 

Q264 
2面子形1シャンテンで、トイツはのみなので浮き牌の比較。
ドラなら自然とに手がかかったと思います。
ドラ無しなら、クイタンへの変化よりは三色への変化の方がよりよい1シャンテンになるので、特にアガリやすさを重視する局面でないなら打とします。

 

つぶやきへのコメント 
ノリスケさんの性格は原作でもあんな感じだそうですが、その辺りを知らない視聴者からすると行動や言動が鼻につくというのも無理はないかもしれません。

 

Q265 
チートイツ1シャンテンですが、面子手としてみると良形確定の2シャンテン。
タンピンに加えイーペーコーや高め三色まであるので打点的にも面子手の方が高打点になりやすいまであります。
役牌トイツを落としてまでシャンテン戻しをするのはなかなか珍しいです。

 

Q266 
カンチャンを落としても即良形になるのはもう一方のカンチャンが埋まった時だけですが、以外のテンパイしないピンズ引きで更に手広くなるメリットもあります。
Q78ではカンチャン残しが正解だったので、ここの違いが答えを分けるポイントと言えます。

 

Q267 
先にを引くより、や他に手変わりをする牌を引く可能性の方が高いですね。
共通の受け入れをまず比較することはこれまでも何回も述べてきました。

 

つぶやきへのコメント 
んがぐぐ(じゃんけんが始まる前、豆を投げ食いして喉を詰まらせたサザエさんの発声音)

 

Q268 
Q128、Q190の類似問題。手役がつけば満貫に届くなら高打点狙い、手役がつかなくても満貫に近い打点が見込めるならアガリ率重視が一つの目安になります。

 

Q269 
3枚からなる面子候補も、2枚からなる面子候補を取り出した時に残る牌を浮き牌として見なしてみると、今回のようなへのくっつきでタンヤオ変化といった手変わりに気付きやすくなります。

 

Q270 
仮にカンでリーチしない方がいいとしても、ツモでもピンズが変化した場合もが残っている方がよいので、打は特にリターンがありません。
失点の可能性が高くなる選択ばかりがリスクと表現されがちですが、全ての選択はリスクと隣合わせ。
あくまでよりよい選択が何かを考えて打牌判断すべきです。

 

つぶやきへのコメント 
公式なのに年齢がハッキリしてないのは、原作では言及がないが、話の中からそのように推定できるということなのですかね。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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