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ネマタの戦術本レビュー第119回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その31」

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Q214
 ヘッドレス形で面子候補オーバーなら、悪形面子候補より雀頭が出来やすい面子+浮き牌の形を優先することが多い。今回は受けが残るのでなおさら。ピンズがでもカンチャンを落とします。

 

Q215
 牌姿は「麻雀の正解」より。元の問題は5巡目でした。それなら私はドラドラとはいえ、テンパイを逃すツモも手広いくっつき1シャンテンで悪くないので、最大限タンヤオをみる打とします。

 

Q216
 Q142の色と数字の位置を変えた問題。この手のくっつき1シャンテンも中にはかなり迷う問題もありますが、その辺りになると細かい差より場況判断の方が重要になりそうです。

 

つぶやきへのコメント 
 「この一滴が最高の喜びです(一蘭)」

 

Q217
 ソーズの伸びに意味が無いというと語弊がありますが、がダブドラとなると受けかぶり悪形面子候補のとはいえ価値はリャンメンに近い。リャンメン確定の1シャンテンなら4連形であっても残すだけのメリットが薄いように、ここでも打とします。

 

Q218
 面子候補オーバーに受けても一通になる受け入れは増えず(ドラならは残すので)、タンヤオになる受け入れが減るので打点面でも損です。

 少し問題を変えてならどうでしょうか。一見トイツを落とすなら端寄りの打ですが、打ならツモで打として高め345三色、ツモなら打で234、345三色両天秤に取れます。

 トイツとトイツの比較で、打としてにくっついた場合は打ではなく打と他の牌が切られることになるので、浮かせ打ちが有力になるということです。打ならツモで打に比べ若干有利になりますが、ツモなら完全1シャンテンに受けられる打有利になるので、引きでテンパイもある打の方に若干分があるでしょうか。

 これがであれば、今度は打ツモでもどちらかの三色しか狙えないため完全1シャンテンに受けられる分打有利で、ツモも赤1ある完全1シャンテンで一通への変化が残るなら高目三色1シャンテンと比べてもそれほど劣らないので今度は打が有力になりそうです。少し形が変わるだけで判断も変わるうえに、その違いに気付きにくい面白い問題です。

 

Q219
 打ツモの3メンチャン含みの完全1シャンテンなら、打ツモの悪形テンパイと比べてもアガリ率で劣らないうえに平和がつくので打点面でも有利なうえ、ツモの変化もあるのでドラがあっても今回は打

 マンズがならドラがある場合は序盤打中盤以降打、ドラ無しなら中盤以降も打とすることが多く形テンでもよしとするなら打でしょうか。

 のダブった面子候補は、以前は価値が低いと思われていたのは確かですが、この形からいきなり落とす選択はいつ頃流行っていたのかは気になる所です。

 

つぶやきへのコメント
 大学入学してから数年間、店員と会話しなくていいという理由で、吉野家と松屋なら松屋ばかり行っていました。大食い関係のお店は食券制ばかりとは限らないので、会話をするのが極端に嫌だったわけでもないはずなのですが、その辺りは当時の記憶があやふやなのでよく覚えていません(笑)

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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