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ネマタの戦術本レビュー第890回「『知るだけで強くなる麻雀の2択』著:梶本琢程, みーにん その12」

ネマタの戦術本レビュー第890回「『知るだけで強くなる麻雀の2択』著:梶本琢程, みーにん その12」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第4章

Q5

 枚数が同じなら高打点に受けるのが原則ですが、出アガリしやすさが大差のうえ、チートイツはドラを切っても一発、ツモ、裏次第で高打点が見込めるため逆転が起こりやすいです。これも知識として押さえておきたいですね。

Q6

 同じく枚数が同じでも高打点を選ばないケース。ドラ単騎のケースほどは差がついてないので場況次第で判断が変わることも結構ありそうです。数牌単騎がかなり出やすそうだとしても、その場合は加点のメリットもあるのでダマよりはタンヤオチートイツリーチを選びます。

Q7

 サイト版「現代麻雀技術論」執筆時点では私もドラ単騎ダマが有利とみていましたが、チートイツドラドラがダマでも出アガリ6400とはいえ、リーチで跳満、倍満に届く加点メリットが大きく局収支上はリーチ有利という結果になりました。 ただし、ダマテンに受けた場合の出アガリしやすさは局面に依存するところも大きいので、常にリーチ有利というよりは、思った以上にダマにしたところでアガリやすくならない局面や、他家が降りなかった結果アガられてしまう局面が多いということでしょう。高打点テンパイのケースはなおのこと局面に応じた判断を意識しておきたいものです。

Q8

 リーチを受ける立場からすれば、19牌はシュンツとしても使えることからシャンポンや単騎の待ちとして残りづらいため、スジ19は字牌より通りやすいと言えます。よって、リーチをかける立場からも生牌字牌よりはスジ19単騎で待つ方がアガリやすくなります。 ただし、リーチを受ける側としても19牌は字牌より使いやすいので、字牌が1枚切れとなると優劣微妙というところ。この辺りは場況に応じて判断することになりそうです。

 チートイツの待ち選択についてはこちらでもまとめてあります。細かいところでは本書と結論が異なるケースもありますが、このあたりは誤差というところでしょうか。いずれにせよ微妙なケースは実際の場況に応じて判断されることをお勧めします。

知るだけで強くなる麻雀の2択

(担当編集より)この本では、麻雀を打っていて迷いがでやすい2択の場面を扱ってます。

なぜこの本を作ろうと考えたか、それを最初に説明させてください。実は私は、雑誌近代麻雀で多くの麻雀プロにコラムを書いていただいているのですが、その中でとても勉強熱心なプロが『ション牌の字牌とワンチャンスだったらどっちが当たりにくいのか、スジと1枚切れの字牌だったら? というデータをきちんと知りたい』と書いていたのです。

いざ本を作り出すと、梶本氏による過去になかった2択やみーにん氏による新しいデータをたくさん入れることができました。ぜひとも麻雀の基本をマスターし、かつそれを応用してデータと違う選択もできるようになっていただければと思います。

著:梶本 琢程(@takutei)みーにん(@TracesofaDream
単行本:1,620円

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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