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ネマタの戦術本レビュー第960回「『麻雀の失敗学』編 その8 著:朝倉康心」編

ネマタの戦術本レビュー第960回「『麻雀の失敗学』編 その8 著:朝倉康心」編

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

失敗学13 はドラかつ789三色目。にくっつけば鳴いても満貫に届きます。は端牌とはいえ相当価値が高く単純な悪形ターツより強い、にくっつくようなら受けも残っていた方がよいとみて、をポンして落としとします。守備力に関しても、1ブロック外すことで安牌を持つ余裕ができます。

ターツを落として裏目を引いたらと考えると選びにくい打牌ですが、打牌比較は裏目よりまず裏目でない牌に着目。先にをツモった場合もペンの2000点よりは、ツモで満貫テンパイになる1シャンテンの方がよいとみて先にペンチャンを落とす感覚です。

132p下段の牌姿についても同様の理由でペンチャン落とし。価値のないテンパイ形は見切れとありますが、2000点のペンテンパイ自体は十分に価値のある手。あくまでノーテンであってもテンパイより価値があるならその方が望ましいというだけです。単に「目先の利に囚われない」と考えるだけでは、古いメンゼン至上主義に陥る恐れもあるので、「利のある手組とは何か」について知識を深めることをお勧めします。

失敗学14 「ABの2択」と思い込んでしまい、第3の選択を失念してしまうというのは、実力者であっても起こりがちな失敗です。ここでの第3の選択は、もちろんテンパイを諦めて降りること。「勝負どころだから当たるかどうか五分五分でも勝負する」という言葉を聞くこともありますが、本当に放銃率が50%もあるなら、大抵の場合は降りた方がよいものです。

麻雀はそのゲームの性質上、通ってない牌の放銃率が50%にまでなることはそれほど多くない(だからこそ、加点が十分に見込めるテンパイなら切る牌が多少危険でも押すべき)のですが、流局間際かつ、手牌構成を絞りやすい鳴き手となれば、今回のように2択にまで絞られることもあります。緻密な計算ができるのであればそうするに越したことはありませんが、実戦では時間がないことも多いので、まずは待ち候補がどの程度絞られているかに着目して、自分が通したい牌以外の候補があまり残っていなかったら無難に降りておくというスタイルが勝ちやすいと思われます。

朝倉康心の『麻雀の失敗学』

失敗こそ進歩のチャンス!
麻雀プロの戦術本で、自分のドヤ牌譜、アガった名牌譜に焦点を当て語ったものは過去に数多くありますが、自分の「失敗譜」だけに目を向けそれについてひたすら語った戦術本はありません。なぜでしょうか?それは失敗は恥ずかしく、またそれを明かすことは自分が弱いと思われかねないからです。

しかし日本で唯一「天鳳位」を2回獲得、Mリーグ2018でトッププロ相手に178.8ポイントの好成績を残した朝倉康心なら、その心配はありません。著者自身のツイッターも、失敗譜の反省にまみれてます。そんなことから生まれた本書ではMリーグの実戦の失敗から新たな『常勝理論』が語られてます。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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