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ネマタの戦術本レビュー第1031回「『麻雀勝ち確システム』編 その30 著:山越貴広」

ネマタの戦術本レビュー第1031回「『麻雀勝ち確システム』編 その30 著:山越貴広」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

SYSTEM114

鳴いてくれそうな所を中抜きするアシストというと、オーラスのように条件がはっきりしている時限定の技術のように思われがちです。しかし日本麻雀においては、打点が1.5倍かつ連荘のメリットがある親が存在する以上、平場であっても特定他家にアガらせてしまった方が都合が良いケースが少なくありません。自分の手が中盤過ぎてもアガリに遠く、下家の子が安手で仕掛けているようならアシストも視野に入れたいところです。

SYSTEM115

親は打点が子の1.5倍になります。1000点が1500点になっても大差ありませんが、8000点と12000点は結構大きな差です。連荘狙いで親はスピード重視とよく言われますが、高打点のアガリが狙えそうな手牌が入った場合は、むしろ親の時ほど打点を重視します。

しかし逆に言えば、高打点のアガリが狙いにくいのであれば、ツモられた時の失点が2倍になることもあり親は先制重視。リーチをかけて相手を牽制するメリットが大きくなるとも言えます。図の手牌で2巡目なら流石に手変わりを待った方がよいとみますが、元々手変わりが少なく、手変わりしても平和がつく程度の手なら、親ならなおのことリーチした方がよいということは言えそうです。

SYSTEM116〜118

最近は空切りの有用性を取り上げる戦術書も増えました。しかし、「このようなケースなら空切りした方が得」という形で書かれるということは、基本的に空切りは他家に余計な情報を与えてしまうので損ということです。空切りが癖になっている人は少なくありません。「そうした方が得」と言える根拠がはっきりしている時以外はツモ切りが原則と心得ておきましょう。

麻雀勝ち確システム

1巡でも早く敵を押さえつけ自由に打たすな!!システムだけで天鳳最速十段、2年連続関東最強位の山越貴広さん(@yamakoshitenhou)によるプロが書けない異端の戦術!!

限りなくシンプルに、すぐに取り入れられる戦術集。

史上初「1ページ1戦術」構成!
無駄を一切排除!
どのレベルの人が読んでも「ぱっと視覚的に」分かりやすい!
システムとして取り入れやすい手軽さを最優先してます。

著者の麻雀の中心であるリーチから始まり、今まで皆さんがあまり使ったことのないであろう戦術、また麻雀を打つ上で大事な「メンタル」についても。フリー、大会、天鳳、どのフィールドでも必ず成績は上がり、麻雀が今よりもっともっと楽しくなることでしょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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