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ネマタの戦術本レビュー第1029回「『麻雀勝ち確システム』編 その28 著:山越貴広」

ネマタの戦術本レビュー第1029回「『麻雀勝ち確システム』編 その28 著:山越貴広」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

SYSTEM102〜109

流し満貫の狙い方、阻止の仕方についてここまで詳細に取り上げた戦術書は本書が初めてでしょう。途中までは鳴かれやすい牌から切るのが原則ですが、終盤で流し満貫達成が十分見えてきてからは、最も鳴かれやすい牌は最後まで残します。他にヤオチュウ牌をツモって最後まで切らずに済むこともありますし、河底ならロンはされても鳴かれることはありません。

単に満貫テンパイなら危険牌を通してもアガリ牌が出るかツモらなければアガリになりませんが、流し満貫狙いでヤオチュウ牌が足りているのであれば、通りさえすれば後は他家にアガられさえしなければ満貫ツモの収入を得られることから、相当危険牌だとしても勝負に見合うと言えます。

通常のアガリを目指しているのであれば、ヤオチュウ牌のアンコ落としや連続トイツ落としを見かけるのは稀なので、流し満貫狙いで達成率も十分高いことが想定されます。鳴ける牌が出たら鳴いて阻止するのはもちろん、流し満貫狙いの他家のツモ番を増やす、場合によっては差し込みも視野に入ります。

流し満貫は出現率が低いので結果にはあまり影響を与えませんが、普段用いない技術が要求されるのが面白いところ。個人的には麻雀のルールは手牌以外の加点要素が無い方がよいと思っていますが、河に並べた牌に着目するタイプの新しいゲームが出来るのであればそれはそれで面白いとも思っています。

麻雀勝ち確システム

1巡でも早く敵を押さえつけ自由に打たすな!!システムだけで天鳳最速十段、2年連続関東最強位の山越貴広さん(@yamakoshitenhou)によるプロが書けない異端の戦術!!

限りなくシンプルに、すぐに取り入れられる戦術集。

史上初「1ページ1戦術」構成!
無駄を一切排除!
どのレベルの人が読んでも「ぱっと視覚的に」分かりやすい!
システムとして取り入れやすい手軽さを最優先してます。

著者の麻雀の中心であるリーチから始まり、今まで皆さんがあまり使ったことのないであろう戦術、また麻雀を打つ上で大事な「メンタル」についても。フリー、大会、天鳳、どのフィールドでも必ず成績は上がり、麻雀が今よりもっともっと楽しくなることでしょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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