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ネマタの戦術本レビュー第1139回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その11 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

ネマタの戦術本レビュー第1139回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その11 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

Theme27.

何も考えずツモ切りそうでしたが、朝倉プロの指摘通り一応空切りしておいた方がよさそうです。空切りの効果を大きく3つに分けると、「降りているように見せかける」「スライド、手変わりしたように見せかける」「安牌リセット」。結果に影響を与えやすい判断が疎かにならない程度に意識できるようにしておきたいですね。

Theme28.

鳴いた方がよいことは特別検証せずとも明白です。後は気付けるかどうか。自分の手を進める鳴きではないうえに、手牌が役アリテンパイとなるとどうしても見落としがちになります。テンパイ料の兼ね合いでそれまでとは手牌の価値が変わるのですから、流局間際は頭を切り替えられるようにしておきたいですね。

Theme.29

オーラス高めなら必ず逆転できるとしても、安めが出て裏1で逆転できるなら多くの場合アガった方が有利になります。よって局数が残っている段階で、ラス目という理由で1翻差でしかない安めをリーチ後に見逃すことはほぼ無いと言ってよいでしょう。

ただ6巡目のように、普段なら平和のみでもリーチするところを、スライドで三色がつく場合にダマで手変わり待ち、手変わりする前に出た場合は見逃しという選択なら有力になることも少なからずあるとみます。目安としてはダマのままツモった場合に高め狙いのフリテンリーチを打つかどうか。今回はトップ条件想定ということなので、6巡目の時点ではダマに分があるとみます。

夢をかなえる麻雀ノート

全部で87原則!これをおさえれば麻雀で強くなりたいあなたの夢もかなうかも!?

勝ちきれずにいたプロ雀士が、強くなるために、失敗や成功をすべてつづった麻雀ノート。
誰にも見せるつもりがなかったが、トッププロの濃密な教えを肉付けして大公開。
全ページフルカラーで見やすい!

著者の神尾亮がプロ同士で実戦対局。

1局終わるごとに手牌と裏ドラを開け写真撮影。

トッププロ朝倉康心の教えを肉付けしてノート完成!

リーチをするか、鳴くか、押すかオリるかなど、29のテーマで「失敗→検証→必勝三原則」の構造。
面白さと役立ち度満点です!ぜひこれを読んであなたの麻雀の夢をかなえてください。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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