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ネマタの戦術本レビュー第1134回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その6 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

ネマタの戦術本レビュー第1134回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その6 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

Theme15.

2枚目のをポンしてのみ手テンパイだとしても取らざるを得ないところですから、断ラスが鳴いたからといって高い手であると決めつけることは出来ません。鳴き手に対する読みは点数状況や対戦相手の打ち筋に影響しやすいというのは事実ですが、例外を押さえておかないと必要以上に引き過ぎになりがちです。

しかし、終盤でダントツ。ほぼ通るを切ってもテンパイを維持できるのですから、わざわざ放銃リスクを負うことはありません。押し引き判断で自分の手牌ばかり見ていると、不用な失点が増えがちです。

がほぼ通る理由は、が通っているのでリャンメンで当たらず、カンチャンならを残してに受けるはずで、単騎ならよりアガリやすそうな待ちへの手変わりを入れると考えられるからです。たまたまと何かのシャンポンが残っているケースだけは有り得ますが、が2枚見えている以上相当レアケース。降りるつもりだとつい現物から切りがちになりますが、現物以外でもほぼ通ると読めるのであればテンパイを維持するに越したことはありません。

Theme.16

単騎テンパイは手変わりも比較的多いとはいえ、現状の手牌は安手悪形。そうるとほぼ通るはともかく、無筋勝負は見合いません。オーラストップ目ならなおのこと降ります。

自分は押し気味だから攻撃型、あるいは引き気味だから守備型と言われることがよくあります。しかし、「押し気味なだけ」「引き気味なだけ」の打ち手はむしろ十分実力者。大半の打ち手は押すべき時に押せず、引くべき時に引き過ぎているのです。

その理由は、押し引きが正しかったかどうかを結果で判断しがちであるため。「何となく当たりそう」という感覚自体は、麻雀を打ち慣れていのであれば案外当てになるものですが、実はこれこそが判断ミスの元。勝負に見合う手ほど危険牌を勝負して振り込みに回ることが増えるのですから、「振り込んだから失敗」と考えると、押すべき時にますます押せなくなり、逆に降りるべき時に必要以上に押してしまうことになるのです。押し引きもまずは自分の手牌の価値を把握するところから始めましょう。

 

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全部で87原則!これをおさえれば麻雀で強くなりたいあなたの夢もかなうかも!?

勝ちきれずにいたプロ雀士が、強くなるために、失敗や成功をすべてつづった麻雀ノート。
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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