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ネマタの天鳳日記 第31回

ネマタの天鳳日記 第31回

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 レアケースは気にしないと言いますが、正確には、「レアケースが起きなかった時に損するようなら、レアケースは想定しない」となります。

 起きなかった場合もほとんど損しないようなレアケースであれば一応は想定しておきましょう。親の仕掛けにノーテンからは切らない以上、この手はアガリはおろかテンパイすらほぼ無理です。

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 そのことを意識していれば、鳴き手に危険牌を押さずにダマ高打点テンパイというレアケースも回避できていたかもしれません。

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 配牌からいきなり中張牌を切ってきたというだけでは、たまたま浮いているヤオチュウ牌が無かっただけの役牌+ドラといったケースを否定できませんが、そこから手出しでヤオチュウ牌が出てくるようなら他にも手役があるのが濃厚。

 今回であればトイトイです。親のトイトイ中を放銃すればラス。こちらは1シャンテンでテンパイしてもトップ終了になる3900にならない場合がある。見た目以上にリターンよりリスクが多い局面。

 を引けばトイトイにならなくても30000点超えでトップ終了だから、が早いのでは通るとみてを切りましたが、テンパイしたうえで更に勝負となるとやはり止めた方がよかったとみます。

 結果はで北家に1000点放銃。東家はシャボのトイトイテンパイでした。

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 赤アリルールであっても、がリーチ宣言牌でないのなら、からはを切った方がリャンメン以外の待ちに当たりにくい。

 1回1回はどっちを切っても同じ結果になることがほとんどですが、実戦で頻発する形なので結果に大きな影響を与えることも珍しくありません…と、第24回で自分で言っておきながら、振り込みが続いてラス落ちがみえてきたところにラス目からのリーチということもあって動揺していたのか、が切られているのを見落としてしまっています。

 の2択と思い込んで、「第3の選択肢」である打に気付けなかったというのもありそうです。

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 次局北家が2000点を和了。ミスをしなければ余裕でトップもあったところからのラスでした。やはり知識不足のミスより、気付いていれば防げたミスの方が結果に影響を与えることが多いものです。

 ノータイムで切る前に今一度確認を怠らないようにしようと、今日も自分に言い聞かせるのですが、なかなか治りそうにありません。ミスに気付けているだけマシなのかもしれませんけどね(笑)

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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