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ネマタの天鳳日記 第156回

ネマタの天鳳日記 第156回

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01

 メンツ候補オーバーならメンツを作るだけのメンツ候補より、役割のある浮き牌残し。一通目を残しつつホンイツ移行の可能性をみては残します。

02

 リャンメンを外してホンイツにするか役牌ドラ1でよしとするかも「共通の受け」を比較。を引くようならホンイツ有利ですが、この点数状況と局面なら、ツモはホンイツの満貫1シャンテンより、場況的にがアガリやすいこともありテンパイに取れる方が有利と判断しました。

03

 を残していれば跳満テンパイでしたが致し方無し。この時は手変わり牌をツモらないかと自分の手牌にばかり目をやっていましたが…

04

 ラス目の西家からリーチ。何とドラのリャンメンを手出しした後で更に4枚見えの発を手出しでリーチ。極めて違和感のある河なので、手牌構成を結構限定できそうです。

 単にと手出しで切ってリーチであれば、他にリャンメンが揃っていたのでから二度受けを外したケース。あるいはドラ単騎でダマテンにした後、出アガリしやすい単騎や多メンチャンに受けてリーチをしたケースが考えられます。しかし最後に手出しとなるとどちらも考えにくい。から先切りもなくはないですが、ラス目でドラ受けを見切ってまで安牌を抱える打ち手は流石に少数派でしょう。

 そうすると、他のメンツ候補がいずれも2翻以上の手役絡みで、手役に絡まないリャンメンがドラ含みとはいえ最も不要だったということになりますが、西家はヤオチュウ牌からの切り出しでどの色の数牌も切れているとなると、一色やチャンタ系の手でもなさそうです。は4枚見えの牌なので、チートイツや国士でもありません。

05

 一色やチャンタ系でなく、ドラ含みのリャンメンが使えず、メンツ候補が4つとも手役絡みになる役。この条件を満たす手役は1つだけ、「四暗刻」です。そうなるとこのも生牌なので実は結構な危険牌ですが、待ちが絞り込めるわけではないのでこのテンパイなら勝負。巡目が深くなってから危険牌を引くようなら止めることも考えます。

06

 高めが出て跳満になったので、西家をトバしてリーチ棒込みで2着に浮上して終了。
 実戦中は正直自分の読みに確信を持てたわけではありませんでしたが、西家は本当にツモり四暗刻テンパイでした。河がレアケースなら、手牌もレアケースになっていることが多いものです。手出しツモ切りを全て覚えておく必要はありませんが、違和感のある手出し牌については敏感に反応できるよう意識しておきましょう。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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