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ネマタの天鳳日記 第188回

ネマタの天鳳日記 第188回

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 このにかなり長いラグがかかりました。ラグの長さから偽ラグではなく、時間一杯まで鳴くかどうか迷ったものと考えられます。既にをポンしているうえに、点数状況的に高打点を狙うメリットが大きく、守備力を下げるデメリットが小さい南家がポンを迷うとは考えにくいので、がトイツ以上なのは西家か北家。アンコのケースもありますが、大ミンカンするかで迷うこともあまりないので可能性としては低いとみました。

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 西家がをリャンメンでチーして打を先に切ってまでを抱えているとなるとタンヤオは考えにくいので役牌手。役牌が一通り場に見えているうえに、このは迷わず仕掛けたとなると、打の時点では守備力に不安があったのでスルー、はスルーしたにもかかわらず、が残り1枚の後付けでノータイムチーも考えにくいので後からがアンコになったのでしょうか。

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 えっ!?ツモ切り?

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 西家の手牌構成はよく分かりませんが、いずれにせよこうなればリーチの一手とみてを切るとロンの声。

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 なるほど…そりゃがツモ切られるわけです。

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 がスルーされた時点の手牌。をポンした方がはっきりアガリやすいですが、シャンテン変わらずでメンゼンを崩すうえにが出ていく。トップ目でもこれなら高打点をみてスルーするかどうか確かに迷うところ。

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 そしてがスルーされたところで、「鳴き無し」にされたのでこの中にはラグがかからなかったということでした。完全に読みの外でしたが、そもそも他のケースが考えにくいので想定出来てしかるべきでした。

 今回は西家には放銃しても安手であることが多く、手牌構成が読めたところで打牌判断が変わることは無さそうですが、河や他家の挙動が「レアケース」の時は、手牌構成も「レアケース」であるために特定できることが多いということは普段から意識しておきたいところです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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