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ネマタの天鳳日記 第216回

ネマタの天鳳日記 第216回

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 4巡目にしてチートイツ1シャンテン。こうなればリャンメンにこだわらず。テンパイした時に比較的出やすいスジ単騎に受けられるように打とします。

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 南家からリーチが入りました。受け入れが狭いチートイツ1シャンテンでリーチに押すことはあまりありませんが、序盤の親で赤1。東トイツ落としから降りきれるとは限らず、南家の河がほぼノーヒントなのでの放銃率もそこまで高くないとなると、局収支上はまだ十分押せそうです。

  しかし問題は段位戦想定の東風戦東2局で、微差とはいえトップ目であること。一発目で放銃して7700あるとラス目まで落ちたうえにラス前の東3局になります。1局消化しただけで局収支通りの判断とはいかないのが東風段位戦の難しいところです。南家のリーチに通っている筋がもう少し多いのであればトイツ落としから降りてそうです。

  今回は打としましたが、1シャンテン維持なら打もありました。テンパイ以前にを切っている片スジなので、同様リャンメンとシャボ以外に当たりにくい。が通ればトイツがスジになるので比較的降りやすくなる。無スジを何枚も押せる手ではないので、改めて見るとそちらがよかったように思います。

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 すぐにを引いてテンパイ。これなら単騎に受けるのは迷わないところですが、ダマでアガってもまずまずトップで終われる確率は上がるので、アガれなかった場合のリーチ棒出費も着順に結構影響しそうなこの局面では一旦ダマに受けた方がよかったかもしれません。最後まで押し切るかベタ降りするかであれば比較は簡単ですが、「押すけど途中で降りに転じることも考える」「降りるけどツモ次第でアガリの可能性を残す」といった選択との比較は難しいのでこのあたりは今度突き詰めていきたいところです。

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 結果は2000−3900のツモられ。放銃しても5200点。点差(放銃は10400点、ツモられは11800点)に関しては振った方が小さいのもあり、東家ならある程度押すという判断自体は悪くなかったように思います。次回に続きます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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