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ネマタの天鳳日記 第223回

ネマタの天鳳日記 第223回

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 一通やドラ引きも見てメンゼンでテンパイしやすいよう打としましたが、打としてもツモなら結局を切る形。それならホンイツ変化を残して打がよかったように思います。

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 三色は崩れることが多いですがよりの方がリャンメンを作りやすい。にくっつけば一通かホンイツのメンツ候補が揃う。ドラそばを切るのは少し抵抗がありますが、これなら浮き牌としての価値が低いのはと判断しました。

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 今度は西家視点。ソーズと字牌で10枚あり、南家よりもホンイツになりやすい手ですが、染めなくても高打点になりやすく、雀頭ができるツモでも染めよりはリーチ、一通狙いで中張牌が残っていた方がよさそう。これならから切ります。

 ホンイツを狙って字牌を残すかどうかは強者でも見解が分かれるところであり、結論を出すのは難しいですが、当記事では再三取り上げていますように、「染め色の数牌をもう1枚引いても字牌か染め色の数牌を切った方がよいケースがあるなら字牌切り、そうでなければ他色の中で最も不要な牌切り」というのを一つの基準としています。明確な正着を出すのが難しい牌姿は戦術書で扱われることも少なく、「とりあえず浮いている字牌から切る」「何となく一色と字牌が多いから染めてみる」という判断をしがちなので参考にしていただければ幸いです。

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 結果は西家が3900テンパイを果たすも東家リーチに5800放銃。次回に続きます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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