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ネマタの天鳳日記 第239回

ネマタの天鳳日記 第239回

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 メンツ候補オーバーで3トイツの形。そうなると単独のトイツ落としでとなりそうですが、を切るとツモから三色に変化した場合に雀頭が無くなります。一方を切ると今度はツモから一通に変化した場合に雀頭が無くなります。よってここではメンツ候補オーバーに受ける打。5ブロックか6ブロックかの問題で目先の受け入れや、余り牌を出さないことばかりにこだわると本質を見失います。「よりよい手になりやすいのはどちらか」で判断しましょう。

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 こうなればアガリやすいのは5ブロックに受けるカンチャン落としですが、大差があるわけではないので、234三色になった場合に高めのが出やすいようにを先切りします。

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 リャンメン固定を続けていたためかここでも同じように先切りしていますが、これまでと異なり1シャンテンとなると受け入れを狭めることによるアガリ率の低下が結構影響してきます。安牌要員としてを抱える手はありますが、リーチドラ1でも2着に浮上できる一方、三色になって6000オールでも2着で終了してしまうこの点数状況であればテンパイを優先すべきだったように思います。リャンメン固定の先切りが有効な局面は結構ありますが、やり過ぎると癖になるので注意しましょう。

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 手広くなったとはいえ、テンパイしていたがよいのは言うまでもありません。

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 今回は先切りの効果もあってかラス目から出てトビ終了となり事無きを得ました。ただ、全色の456牌を先切りして通っていないスジ自体がかなり限られるので、後からが手出しされているとはいえこの河では序盤のマタギで当たることもいくらでもありそうですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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