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第116回 ネマタの麻雀徒然草

第116回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

久々に長時間麻雀を打ちました。この日は平成最後の天鳳オフin福岡。普段麻雀はちょっとだけでいいと思ってしまう私も、この日ばかりは参加者の麻雀熱に感化されたのかまだまだ打ち足りない気分。打ち上げの後に〆のラーメン、そして更に〆にセット麻雀ということで、天神の麻雀ZOOに足を運んだのでありました。平成と令和をまたぐ史上初の10連休ということもあり、ほぼ満卓の大盛況。学生時代によく見た光景が繰り広げられています。

 ドラ

平和ドラドラの1シャンテン。形のうえではピンズ4連形を残すメリットは薄いですが、が既に2枚切れて残り1枚。下家はクイタン仕掛けでピンズはいかにも鳴かれそうなところ。アガりたい手だからこそ、形を決めずに絞ることも考慮してピンズを引っ張りました。

次巡にツモ。不確実な手役より確実なドラはあくまで一般的なセオリー。不確実とはいえタンヤオと三色両方があり、が薄いとなればここでドラを切るところ。「ドラは恋人、手役は伴侶。」将来を約束した素敵な相手がいるのに、面倒な恋人にかまけているわけにはいきません。

をツモって意気揚々と打リーチ。一発目のツモは…ド安目の。でも裏が1つで跳満。夢や理想を追い掛けるのもいいけど、やっぱり人間これくらいがちょうど良いんだよと、どこからか声が聞こえたような気がしたアガリでした。

 ドラ 

最後の半荘。オーラスラス目ながら親で大チャンス手。これをアガればトータルでも浮きに回れると思っていると上家が打。チーテンに取るのは当然としてここで少考。眠気がピークに達する中、だけでなくでも鳴けることを発見。カンチャンで鳴いた方が良い気がする。でもこの前の麻雀会みたいに、離れた牌を鳴こうとしてうっかり牌をこぼしてしまうかもしれないから面倒だなという思いがよぎってそのままでチー。数巡後をツモ切ると上家からロンの声。123三色のカンテンパイ、上家の河にはが見えています。で鳴いて手の内にが残っていれば、と振り替えて放銃を回避できていました。

夢や理想を追い掛けたことなど、そもそも一度も無かったのですが、強いて言えば、麻雀への情熱と、その情熱を保てる程度の体力だけは持ち合わせていたかったと今更ながら思うのでありました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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