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第147回 ネマタの麻雀徒然草

第147回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

同じ牌を5枚以上使う麻雀の話から、ふと思い出したのが「ドンジャラ」の話。ドンジャラはコーツだけを3組9枚揃える麻雀を簡単にしたゲーム。一般的に同じ種類の牌を9枚ずつ9種類。合計81枚に、オールマイティに相当する牌を何枚か加えて遊ばれます。

ドンジャラはポンジャンとも呼ばれますが、要はメーカーの違い。現在バンダイから販売されているのがドンジャラ、タカラトミーから販売されているのがポンジャン。また、ハナヤマから販売されているのは、ジャンポンと言うようですが、名前に反してポンが存在せずメンゼン限定で手作りするようです。
ポンジャンーwikipedia

麻雀をアレンジ、ルールを簡素化し、雰囲気を味わえ、子供から高齢者まで楽しめるゲームという位置付けで売り出されたゲームなので、ドンジャラで遊んだ経験から麻雀に興味を持たれた方もいるかもしれません。

かくいう私も、子供の頃にドンジャラを遊んだのがきっかけで…といいたいところですが、実は少し事情が違ったりします。確かに5歳の時に、ドラえもんの牌が欲しいと言って買ってもらったのですが、実はこの段階で私は麻雀というゲームの存在を既に知っていて、「本当は麻雀牌が欲しいけれども、子供の遊ぶものじゃないと言われるに違いない。」と子供ながら気付いていたため、妥協策としてドラえもんの牌にしてもらったのでした。しかも買っても対戦相手がおらず、「非公開情報」のあるゲームは一人遊びするわけにもいかないので、結局一度も遊ぶことはありませんでした(私が麻雀を覚えた話はまた別の機会にするとしましょう。)

ドンジャラのルールーBANDAI

 
昔を懐かしんで、ドラえもんのドンジャラを調べてみました。時代が変わったこともあり、自分の時とは使う牌も手役も違うのだなと思っていたのですが、この記事を書くうえで改めて見直してみると、どうしても拭えない違和感を覚えました。そもそも、自分が持っていたのはドンジャラだけでなく、オセロやすごろくみたいなゲームもついていました。完全情報ゲームなら数人で対戦していることを想定して一人遊びすることも何とか可能です。そちらで遊んでいたからこそ、私は結局ドンジャラでは遊ばなかったのでした。

そうすると、私が持っていたのはバンダイの「ドンジャラ」ではなく、別のメーカーのものだったでしょうか。それからまた調べてみたところ、ある画像が目に入り、あやふやな記憶がはっきり呼び起こされました。

間違いありません。私がもっていたドラえもんのゲームは、エポック社の『ドラえもんのみんなで楽しめる11種類のゲーム ゲームであそぼうよ ロイヤル 11』でした。収録されていたのはドンジャラでもポンジャンでも、はたまたジャンポンでもなく、「ジャラポン」だったのです。

ドラえもんの「ドンジャラ」が欲しいといったら親が別のものを買って来たパターンではなく、確かに私が所望した商品でした。それでも当時から「ドンジャラ」だと思い込んでいたのは、やはりドラえもん+麻雀でドラジャン、並び替えてドンジャラということで納得していたためでしょうか。30年越しに知らなかった事実に気付かされ、ちょっと衝撃を受けたことでありました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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