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第162回 ネマタの麻雀徒然草

第162回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

前回紹介したゲームは、「必勝パターン」を覚えてしまえば、知らない相手にはほぼ確実に勝つことができるので、この点では「実力差の出やすいゲーム」と言えます。

しかし逆に言えば、知っている人同士で対戦すれば、じゃんけんで勝った方がそのままゲームの勝者になります。第136回で取り上げた「◯×ゲーム」ほど簡単ではありませんが、一度パターンを覚えてしまえば手順を再現することは難しくないので、実力差がつかなくなってしまいます。

「運要素が高い」と、「実力差が出やすい」は別の概念であることを以前お話しましたが、「実力差が出やすい」と一口に言っても実態は様々です。「実力が高い方が確実に勝つ」と言えばいかにも実力差が出るゲームのように聞こえますが、そのようなゲームは言い替えれば、「必勝法を知っているかどうかが全て、知ってさえいればミスすることなく簡単に再現できてしまう」ことになります。それでは必勝法を知らない人はもちろん、知っている人も対戦ゲームとして楽しむことは難しいです。

逆に言えば、必勝法が分からない、あるいは分かっていたとしても再現するのが極めて困難なので、どんな実力者であっても少なからずミスをしてしまうゲームこそ、「どのような段階の実力の人にとっても実力差が出やすく、なおかつ楽しめるゲーム」と言えます。長年多くの人に遊ばれているゲームというのは、いずれもそういったゲーム。上手い人はミスをしないというイメージを持たれる方が少なからず見受けられますが、実際は、どんなに上手くなってもミスを完全に無くすことは出来ないからこそ、対戦ゲームとして成り立っているのです。

「正解がないから楽しい」「正解が分かったらつまらない」よく聞く言葉ですが、実際は、「正解はある、しかし再現するのが難しいからゲームとして楽しい」なのですね。おそらく前者のような発言をする方でも、何となく理解されている人は少なくないと思うのですが、私達が日常生活で使う言葉には、時として文字通りの意味とは逆になることもあります。簡潔で覚えやすい言い回しが求められがちですが、「一言」足りないせいで物事の本質が伝わらなくなっている例を多々見受けるので、言葉で説明する時は特に注意しなければならないと改めて思わされます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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