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第219回 ネマタの麻雀徒然草

第219回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

今回はおそらく最も有名なローカル役であろう、「流し満貫」について。採用されないことが珍しいくらいメジャーですが、あくまでローカル役なので、競技麻雀の場では採用されないことが多いです。

極めて有名にもかかわらずローカル役であるが故に、人和同様取り決めはルールによって実に様々。別名は「ヤオチュウ振切」略して「振切」。単に「流し」と呼ばれる場合もあり、倍満や三倍満、役満扱いになる場合もあります。

成立条件は、「(途中流局でない)流局時に河が全てヤオチュウ牌かつ、1枚も鳴かれていない場合」とするのが一般的。オンライン麻雀ではどこもこのルールですが、「自分が鳴いている場合も不成立」とするのが雀荘ではむしろ一般的と聞き驚かされたことがあります。マーチャオ、ウェルカム、ZOOと大手雀荘のルールを調べてみましたが、確かに「鳴いても鳴かれても不成立」とあります。

入門書の類で「鳴いて不成立」あるいは、「鳴くと不成立になるルールもある」と書かれてあるのを見たことが無いので、どうしてこのような違いが起きたのかは非常に気になるところですが、ヨーロッパ麻雀協会の日本式麻雀の公式ルール、あるいは『麻雀手役大事典』では、流し満貫はメンゼンの場合のみ成立とあるようです。ツモ番を飛ばす鳴きは流し満貫を狙ううえでは不利なので、流し満貫が成立するのは大抵メンゼンで手を進めた場合。そのためメンゼン役のようなイメージがついたことが、「鳴いても不成立」というルールが広まった原因かもしれません。

ただし、メンゼンの場合のみ成立なら、アンカンはしてもよいことから「鳴くと不成立」とは微妙に異なります。とある雀荘で流局すれば流し満貫確定の状況。他家のハイテイを消すために、「メンゼンなら成立するか」を確認してからアンカンしたにも関わらず、裁定で流し満貫を無効にされてしまったというトラブルを聞いたことがあります。採用例は稀ですが、「鳴くと不成立だが鳴かれても成立」というルールもあるそうです。

流し満貫がアガリ役かどうかもルールによって変わります。天鳳(雀魂も同様でした)では流局扱いなので、子で流し満貫が成立させても親がテンパイしていた場合は連荘、親で成立させてもノーテンなら親が流れることになります。一度くらい流し満貫成立かつテンパイを見てみたいものです。ちなみに私は残り3巡で役牌ドラをアンコにしてテンパイ、河は全部ヤオチュウ牌という状態になったことがありました。次巡アガリ牌でない中張牌をツモったらを落として流し満貫狙い。ツモ次第では流し満貫かつテンパイが有り得ましたが、結果的には即アガリ牌をツモってきました。

ヤオチュウ牌は全部で52枚、南家西家北家のツモ数の合計も52なので、理論上は三人同時に流し満貫達成が有り得ます。二人同時達成までは見たことがありますが、三人同時はそれこそ「無数にある世界線のうちの一つでは、一生のうちに一度達成するグループがいる」レベルの低確率でしょう。その昔、「チョンボでないのに親が4000オール払うことになりました。一体どういうことでしょう。」という問題を出題したところあっさり答えられてしまい、流石に安直過ぎたなと思ったことを今更ながら思い出すのでありました。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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